学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「面接」に関してインターネットアンケートを実施した。
2024年卒の学生は、コロナ禍で入学し学生生活を送ってきた。行動制限により、キャンパスに入構できないなどの制約を受けた学生も少なくない。
これまで就職活動の合否において大きなウエイトを占める「面接」では、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」をアピールする学生が多い傾向だったが、コロナ禍でサークルやアルバイト、ボランティア、留学などの機会を得にくく、ガクチカで話せることが少ないという声も聞こえてくる。
今回は、2024年卒学生は「面接」でどのようなことをアピールしたいと考えているのかを調査すべくアンケートを行った。期間は2023年2月9日、「あさがくナビ2024」へのサイト来訪者を対象にWeb上でのアンケート調査にて実施。有効回答数は100件だった。
面接においてアピールしたいことは、「協調性」が69%で最多。次いで、「コミュニケーション能力」41%、「論理的思考力」24%、「ストレス耐性」23%が続いた。
「強みを活かして、どのように会社に貢献するか伝えられるようになりたい」「人事の方から、強みは会社に合わせるものではない。もし合わせているのであれば、その会社とマッチしていないということだと思って欲しいというお話をいただいたことがある。活躍できる企業と出会えるように、自分の強みを言語化したい」といった声が寄せられている。
面接で自信を持って話せることは、「アルバイト・サークルなどの経験」が51%で最多。次いで「学生時代に力を入れたこと」38%、「学生時代に価値観が変化した経験」27%が続く。
「経験したことだけでなく、経験を通して得たことや学んだことをセットで伝えられるように意識したい」「経験から『得意なこと』や『どのような役割を担うことが多いか』を話せるように、自己分析を深めたい」といった声が上がっている。
逆質問(学生から企業への質問)で質問したいことは、「働く環境に関すること」が49%で最多。次いで、「どのような社員が活躍しているか」48%、「会社が新入社員・若手社員に期待すること」47%が続いた。