学情はこのほど、「あさがくナビ2024」にて、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に就職活動に関するインターネットアンケートを実施した。

今回は、「内々定の獲得状況」をテーマに調査。調査期間は、2023年1月25日〜1月31日。有効回答数は482件だった。

  • 1月末時点の内々定率は21.9%。1カ月で4.0ポイント伸長

2024年卒学生の2月度の内々定率(1月末段階)は「21.9%」。12月末時点から1カ月で4.0ポイント増となった。

  • 就職活動をしている学生の内々定率は、1月度調査時より微減

就職活動(就活を目的としたインターンシップ参加を含む)をしている学生は、「87.3%」と1月度調査時より微減しており、“内定(内々定)を獲得し、就活を終了"との回答が「4.2%」と1カ月で2.7ポイント増加している。

  • 理系は前年同時期を10.8ポイント上回り、文系は1.6ポイント下回る

文理別では、理系が「27.1%」と前年同時期を10.8ポイント上回る伸びに。前年よりも理系の内々定出しが早まっていることがうかがえる。一方、文系は「19.3%」と前年同時期を1.6ポイント下回った。

  • 前年同時期に比べ、インターンシップへの参加社数は増加傾向

インターンシップへの参加社数の平均は「6.49社」。前年同時期を0.58社上回った。なかでも“10社以上"という回答は「39.0%」で前年同時期を8.3ポイント上回っており、インターンシップへの参加社数は増加傾向にある。

  • 内々定者懇親会の開催形式はオンラインが対面を上回る

内々定者フォローに関しては前月と同様の傾向で、人事担当や先輩社員とのオンライン面談が多く実施されている。前月と相違があったのは、懇親会の開催方法であり、1月度調査では対面がオンラインを上回っていたのに対して、2月度はオンラインが多い結果となった。