マイナビは2月9日、「2023年1月度 正社員の求人件数・応募数推移レポート」を発表した。

同調査は、総合転職情報サイト『マイナビ転職』に掲載された「求人件数」「応募数」を、雇用形態が正社員以外のデータを除き調査したもの。調査期間は、2023年1月1日~1月31日だった。

  • <全国>2018年平均を100%とした求人件数・応募数の月次推移

2023年1月の求人件数は、2018年平均比143.4%で、前月から10.1ポイント減少。前年同月と比較すると、求人件数は114.7%となった。

応募数は2018年平均比89.1%で、前月から18ポイント増加。前年同月比は86.3%だった。

下降傾向にあった応募数が1月は上昇した。求人件数は減少しており、企業の採用意欲にも変化が生じているようだ。今後も求職者の動き、企業の動向共に注視していきたい。

  • <全国>前年同月を100%とした月次推移

業種別の求人件数について、前月比が最も高かったのは「運輸・交通・物流・倉庫」で107.2%、前年同月比が最も高かったのも「運輸・交通・物流・倉庫」で134.3%となった。

業種別の応募数について、前月比が最も高かったのは「環境・エネルギー」で141.9%、前年同月比が最も高かったのは 「運輸・交通・物流・倉庫」で111.9%となった。

  • <業種別>【求人件数】【応募数】の変化 ※上位抜粋

職種別の求人件数について、 前月比が最も高かったのは「保育・教育・通訳」で112.6%、前年同月比が最も高かったのは「公共サービス」で188.9%となった。

職種別の応募数については、 前月比が最も高かったのは「医療・福祉」で161.9%、前年同月比が最も高かったのは「美容・ブライダル・ホテル・交通」で144.1%となった。

  • <職種別> 【求人件数】【応募数】の変化 ※上位抜粋