お笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行が、1月27日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(毎月第4金曜24:50~※一部地域を除く)に出演し、心理的症状“イップス”を発症してしまった大学時代を振り返った。
27日の放送ではお笑いコンビ・ティモンディ(高岸・前田裕太)が登壇し、現在お笑い芸人とプロ野球選手の“二刀流”で活躍する高岸が学生時代、プロ野球選手になるために自分を追い込みすぎて、大好きだった野球を辞めざるを得なくなってしまったしくじりを告白する。
中学時代、地元の軟式野球チームに所属し、3年生で身長184cm、すでにMAXで135kmの球速を出していた高岸は、「甲子園で活躍して、プロ野球選手に俺はなる!」という夢を抱いて愛媛県の強豪・済美高校に進学した。過酷な練習を乗り越えた結果、高校2年の春には球速が143kmまでアップ。プロ野球のスカウトから“育成契約なら指名する”との言葉をもらい、信頼する野球部の監督に相談。“下位指名でプロに行くより、(高岸のことを)ほしがってくれている大学に行ってドラフト1位を目指さないか”というアドバイスをもらったこと、そして家庭があまり裕福ではないという事情もあったことから、高額な契約金がもらえる可能性があるドラフト上位指名を目指し、大学野球の名門・東洋大学への進学を決めた。
「絶対150kmを出してドラフト上位でプロ入りしてやる!」と目標を掲げ、東洋大学野球部の練習に参加した高岸だが、部内にはすでに150km超えの先輩投手が5人も。「もっと自分を追い込まなければ!」という思いから、部の練習後に“毎日200球の投げ込み”など、独自の過度なトレーニングに励むように。そんな中、春のオープン戦でマウンドに立つチャンスが到来したが、結果は「先頭打者にいきなりフォアボールを出して、次のバッターに長打を浴びて即降板」。その失態から“もっと練習しなければ”とますます自分を追い込んでいくが、大学1年の7月頃に突然、自分の体が思いどおりに動かなくなってしまう心理的症状“イップス”を発症、軽いキャッチボールなのに暴投連発という状態になってしまう。高岸は「いきなり来ました。肩から先の感覚がなくなって……」と回顧。心も体もボロボロになり、人生を賭けてきた野球から離れることを決意したと明かした。
“努力は必ず報われる”を座右の銘に掲げる高橋みなみは「なんか似ている気がして、怖いなと思って……」と高岸の心情を深く理解。「追い込んでいる自分のことを好きになって来ちゃうんですよね。漫画の主人公になってる感じで……」と、同じような感覚になっていたことを吐露する。
ABEMAでは、この授業を見逃し配信中。2月3日配信の後編では、イップス克服に立ち向かったエピソードが語られる。