女優の吉高由里子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『星降る夜に』(毎週火曜21:00~)第3話がきょう31日に放送される。

  • 左からディーン・フジオカ、安達祐実=テレビ朝日提供

大石静氏が脚本を手掛ける同作は、のどかな海街を舞台に、感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(35歳/吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(25歳/北村)という命の始まりと終わりを司る2人が、星降る夜の出会いを機に運命の恋を育んでいくヒューマンラブストーリー。第3話には、『ザ・トラベルナース』(22年)や現在放送中の『スタンド UP スタート』にも出演し、長年にわたって視聴者を魅了し続ける安達祐実が、45歳のポンコツ新人ドクター・佐々木深夜(ディーン・フジオカ)の亡き妻・彩子役で出演する。

上司である鈴に、患者への対応を叱られたときに出た「大出血」という言葉にふと自分の過去を回想した深夜。第1話ラストでは墓参りをする姿が映し出され、第2話ラストシーンでは、遺品整理のポラリス社長である北斗千明(水野美紀)と親友関係であることが明かされ、都庁に勤めていたこと、いつも食事を多く買ってしまうクセは亡くなった妻・彩子の分を買ってしまっていたことなどが明かされていた。そんな深夜の妻・彩子にまつわる悲しい過去、10年前に鈴とすでに出逢っていたという真実が今夜明らかに。「雪宮先生みたいな医者になりたい」と語る深夜は、なぜ45歳で医師になったのか。そして深夜が鈴に伝えたかった「もうひとつの想い」とは。

一方、第2話ラストで「雪宮鈴、好きだ」と踏切越しに直球告白をした一星。第3話で踏切が開きキスをするのかと思いきや「待て。まてまてまて。とりあえず、ステイ!」と、急展開に戸惑った鈴が寸前で制止する。「なんで?」と不満を訴えつつその場は大人しく引き下がる一星と、密かに恋の予感に心躍らせる鈴。その後も鈴はお風呂上がりにタオル1枚で一星からのビデオ通話に応答してしまい、恥じらいながら慌てて電話を切ったり、なかなか鳴らないスマホを前に「なんでかけ直してこないの?」と不安になったり、一星がきになる存在になっていく。そんな中、過去を明かしたことで思わず涙する鈴の頬に、深夜が触れようと手を伸ばした姿を一星が目撃。3人の関係はトライアングルラブに発展するのか。

そして第3話では鈴が手話教室に通い始めることに。一星が勤める「遺品整理のポラリス」の社長・北斗と遭遇した鈴は意気投合。居酒屋で北斗と語り合った鈴は図らずも、一星が両親の死がきっかけで遺品整理士を目指したこと、さらにお節介なほどに遺族に寄り添おうとする一星が抱える思いを知ることになる。

また、両親を亡くした一星と一緒に暮らす“音のない世界で陽気に生きる祖母”柊カネ役で、「日本ろう者劇団」の女優・五十嵐由美子も初登場。シャンパン好きで陽気、お節介ですぐ前衛的なダンスを踊るファンキーなおばあちゃんが、鈴と一星の恋を強烈に後押しする。さらに手話教室の講師・橋本英雄役で、オリパラの開会式・閉会式で手話通訳を務めた寺澤英弥も第3話から参戦。現役で手話教室講師も務める彼の初ドラマ出演に注目だ。