ホームドアや多機能自動販売機など、どんどんハイテク化が進む令和の駅。最新の技術が導入された駅が増える一方で、横浜市のとある場所では、昭和感たっぷりの駅が現役で活躍していることをご存じですか?

近ごろTwitterでは、昭和5年からほとんど変わっていないレトロな駅が大きな話題に。一人旅研究会(@keionoteio)さんが投稿したツイートに、1.8万件以上のいいねが寄せられています。(1月24日時点)

何度行っても「本当に令和か?」って不思議な気分にさせてくれる駅。(@keionoteioより引用)

  • (@keionoteioより引用)

このツイートで紹介されたのは、横浜市鶴見区のJR『国道駅』。一人旅研究会さんのその他の投稿には、駅の改札や裏口など、さらに昭和の面影が感じられる写真が掲載されています。

  • (@keionoteioより引用)

  • (@keionoteioより引用)

この投稿に対し、リプライには「なんて雰囲気のある」「こんなトコあるんですねぇ」など、独特の雰囲気に関する驚きのコメントが続出。

また、「行ってみたい」「何度も訪れたくなるの分かります」と、国道駅に心を惹かれる方の声も多くみられます。

そこで、ツイートを投稿した一人旅研究会さんに詳しいお話を伺うことに。国道駅の魅力や写真の撮影日時を教えていただきました。

投稿主さんに聞いてみた

――こちらの写真は、いつ頃撮影なさったのでしょうか?

昨年12月28日の19時頃に撮りました。(サイトでは訪問日時を12月18日と誤記していたため、修正しました)

――国道駅に関して「面白い・興味深い」と感じるポイントを教えていただけますか。

昭和5年開業当時の面影が残るレトロ感と、ちょっとした不気味さが入り混じる独特の雰囲気に惹かれます。

薄暗い高架下にはアーチ構造の梁が、程よくくたびれた看板には時代を思わせる字体が並んでいます。太平洋戦争時の散乱銃の痕跡も残されていて、どこを切り取っても視覚的・歴史的に魅力のある駅だと感じています。

――多くの反響が寄せられております。率直なご感想をお聞かせください。

一万を超えるいいねを連日いただくのは初めてで、「令和に残る昭和」というギャップが、多くの方の心に刺さったのかな、嬉しく思っています。

――一人旅研究会さんは、普段どのような活動をされているのでしょうか。

平日は会社員として働く一方、土日は愛車や公共交通機関を利用して日本全国の郷愁を感じられる空間を巡っています。

そして、「日本にはこんな所があるんだよ!」ということを沢山の方々に知ってもらいたい気持ちを原動力に、行った先々で感じたこと等を写真や動画を通じて紹介しています。


ノスタルジックな写真を通じて、国道駅の魅力を多くの人に届けた一人旅研究会さん。Twitterだけでなく、ご自身のホームページやInstagramでも、日本各地の古き良き風景や歴史を発信しています。

昔懐かしい町並みや建築物に興味がある方は、一人旅研究会さんのホームページやSNSをのぞいてみてはいかがでしょうか?