「第55回ミス日本コンテスト2023」が23日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われ、兵庫県出身で関西学院大学2年の吉岡恵麻(よしおか えま)さん(20歳)がグランプリに選ばれた。

「第55回ミス日本コンテスト2023」のグランプリに選ばれた吉岡恵麻さん

今年で55回を数える同コンテストは、過去に藤原紀香ら芸能人をはじめ、学問研究や政治経済、医療スポーツや地域家庭など様々な分野で活躍する女性を輩出してきた歴史あるミスコンテスト。この日は最終選考が行われ、13人のファイナリストが着物・ドレス・スポーツウエアの審査に臨み、兵庫県出身で関西学院大学社会学部社会学科2年の吉岡恵麻さんがグランプリの座を射止めた。

吉岡さんは「まさか選んでいただけるなんて夢を見ている感じです」と信じられない様子で、「この素晴らしい賞をいただいたことでさらに夢に向かって努力していきたいと思います。そして今まで支えてくださった先生方とファイナリストのみんな、家族全員に感謝したいと思います」と語った。

グランプリに選ばれた理由は「ウオーキングがとにかく楽しかったので、楽しさ全開のオーラがもしかしたら拾ってくれたのかなって思っています」と自己分析。続けて「元気の素になったらいいなと思うので、早く報告したいですね」と闘病で入院している母親に一刻も早く喜びを伝えたいといい、「今は病院にいるんですが、もうすぐ退院することが決まっています。早く一緒に旅行に行きたいと思います」と母親の回復を願った。

左から、東海林杏朱さん、寺嶋琴さん、上村さや香さん、吉岡恵麻さん、竹田聖彩さん、稲川夏希さん

同ミスコンの勉強会の期間中にフリーアナウンサーが多数所属するセント・フォースに所属した吉岡さん。タレントやアナウンサーの仕事はしていないようだが、「喋ることに慣れてないので、これから成長できるように頑張っていきたいと思います」と将来的にはアナウンサー志望だとか。憧れのアナウンサーを「日本テレビの藤井貴彦さん」とあげて、「言葉の一つ一つが心に刺さるような、そして温かい包み込んでくれる感じがするんです。言葉選びをするのにこれまで努力をして来られたと思いますし、そういう部分も憧れていますので、私もこれから頑張っていきたいと思います」と意欲を見せた。

御朱印帳が5冊目に入るなど神社仏閣好き。ミス日本の任期中は「色んな神社や仏閣の行事に出席したいです。特に地方の神社やお寺は財政難に陥っているところが多く、そういうところで元気づけられたり私なりにエールを送れたらなと思います」とミス日本としての抱負を。また、理想の女性像にも言及し、「朝日放送でアルバイトをしていて、お茶出しをしているんですが、そこで金子恵美さんと出会いました。金子さんはバイトの私にも優しく語りかけてくださって、しっかり目線を合わせてうなずいてくれるんです。そんな優しい金子さんに憧れを持ちました。ミス日本も経験されていると知り、私も金子さんみたいになれたらと思って応募したのも一つの理由です」と目を輝かせていた。

なお、ミス日本「水の天使」に愛知県出身で大学生の竹田聖彩(たけだ せいあ)さん(20歳)さん、ミス日本みどりの天使に東京都出身で大学院生の上村さや香(かみむら さやか)さん(24歳)、ミス日本「海の日」に東京都出身で大学生の稲川夏希(いながわ なつき)さん(21歳)、ミス日本ミス着物に神奈川県出身で大学生の寺嶋琴(てらじま こと)さん(20歳)、準ミス日本に東京都出身で高校生の東海林杏朱(とうかいりん あんじゅ)さん(17歳)がそれぞれ選ばれた。