JR西日本は18日、大阪駅(うめきたエリア)の開業時に、近未来の案内サービス「みどりの券売機プラス+AI」「AI案内ロボット」、視覚障がい者向けナビゲーションシステム「shikAI」を実装し、利用者のシームレスな移動をサポートすると発表した。

  • 「みどりの券売機プラス+AI」の画面

「みどりの券売機プラス+AI」は、従来の「みどりの券売機プラス」にAIによる自動応対機能を搭載し、画面に投影されるキャラクターとの対話を通じて音声による操作できっぷ購入が可能に。この機能は大阪駅での導入が全国初(JR西日本調べ)とのこと。

「AI案内ロボット」は、AIアシスタント「AyumI」が利用者からの質問内容を音声認識によって理解し、音声や画面投影を通して周辺施設や出口、乗換え情報、周辺施設や複雑な駅構内の目的地への案内などを実施する。AIアシスタント「AyumI」は、利用回数が増えるごとに回答できる情報が増えていき、投影するキャラクターは実施状況に合わせて変更する可能性があるとのこと。

  • 「みどりの券売機プラス+AI」のきっぷ購入画面

  • 「AI案内ロボット」案内例(メイン画面)

  • 「AI案内ロボット」は音声認識と空間投影技術により完全非接触で利用可能(イメージ)

  • 「shikAI」のサービス概要イメージ

視覚障がい者向けナビゲーションシステム「shikAI」は、点字ブロック上に設置したQRコードを手持ちのスマートフォン上の専用アプリで読み取ることで、事前に設定した目的地までの点字ブロックの経路を音声で案内する。これにより、視覚障がい者が自身で駅構内を目的地まで移動できるようになるという。