ライオンはこのほど、衣類に付いた花粉ケアとして4つのポイントを発表した。
同社が実施したアンケート調査によると、約8割の人が「外出した際に衣類に付いた花粉が気になる」と回答している。
衣類に付着して室内に持ち込まれる花粉量と外気で室内に侵入する花粉量をモデル実験で比較したところ、ウールセーターやフリースに付く花粉の量は約10万個だった。換気のために窓を開けた時に侵入する花粉数の6倍以上にもなるという。
衣類の花粉対策として大切なのは、4つのポイント。
1点目は、「花粉が付きづらいコーディネート」。花粉の付着量は生地の素材によっても異なり、ポリエステルやナイロン、綿のトレンチコートなどのつるんとした生地に比べ、生地の凹凸に花粉がひっかかりやすいウールセーターやフリースなどは花粉が付着しやすくなる。
また、静電気も花粉の付着に影響するため、ウールセーターやフリースでも静電気の発生を抑えておくと花粉の付着量は少なくなる。
2点目は、「室内に入る前に花粉を落とす」。静電気が発生しやすいかばんがこすれる部分やコートやスラックスの裾、ふくらはぎの部分のほか、髪や帽子、マフラーなども忘れないでおきたいところ。手や洋服ブラシで払いきれなかった花粉は、衣類用粘着ローラーを使うと取り除くことができる。
3点目は、「お洗濯時の柔軟剤の使用」。柔軟剤には、衣類をやわらかくしたり、繊維の表面を滑らかにし、すべりが良くなることで静電気が発生しにくくなる。また、電気を逃がす働きも。
4点目は、「部屋干し」。洗濯にて汚れをしっかり落とし、抗菌効果が高い洗剤(トップ スーパーNANOXなど)と消臭・防臭効果の高い柔軟剤(ソフラン プレミアム消臭など)で、部屋干し臭を抑えることも重要となる。また、洗濯物の周りで扇風機や衣類乾燥除湿機などの家電やお風呂の乾燥機を使って早めに乾かす事もニオイ発生の抑制となる。