来年春のスギ花粉の飛散量が、関東地方などで、過去10年で最多になるとの見通しだそうだ。環境省が発表した。

  • 2023年の春、スギ花粉の飛散量が過去10年で最多になる見通し - ネット「毎年言ってない?」

    来春、スギ花粉の飛散量が過去10年で最大になる見通し

毎年3月中旬ごろから5月中旬にかけて飛散し、花粉症の原因になるスギ花粉の量は、前年夏の日照条件や、気温に影響されるのだそう。

同省は、花粉症に関する調査研究の一環として、11月から12月にかけて「スギ雄花花芽調査」を実施。その調査の結果として、東北南部から九州にかけての多くの地域でスギ雄花の量が前年よりも多かったという。特に関東や、北陸、中国地方では過去10年間のスギ雄花の最大値を超える観測値が報告されており、来年春のスギ花粉の飛散量が極めて多くなるだろうとしている。

また、スギ花粉より1カ月遅れで飛散するヒノキ花粉について、関東ではヒノキの雄花も極めて多いことが報告された。そのため、来年の春は花粉の飛散期間が長くなる可能性があるとのことだ。来年の春は、徹底した花粉症対策が必要になりそうだ。

ちなみに、同省は花粉症を軽減させる基本的な対策として、「マスク、メガネを着用する」「洗濯物は屋内に干す」「掃除をこまめに行い、掃除機だけでなく、濡れ雑巾やモップによる清掃を行う」などを挙げている。

ネット上では「早めに薬貰っとく」「もう飛んでませんか?最近涙目と鼻水くしゃみがかなり出るんですが…」「毎年、例年より多いって言ってないか?」などの声が寄せられた。そもそも、「植えっぱなしのスギの木をなんとかしろ」と言いたくなる。