2023年に放送される大河ドラマ『どうする家康』(1月8日スタート、NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)で主人公・徳川家康を演じる松本潤、榊原康政役の杉野遥亮、井伊直政役の板垣李光人が26日、静岡県の久能山東照宮で行われた家康公の誕生日を祝う式典・誕辰祭に参列した。

  • 左から板垣李光人、松本潤、杉野遥亮

徳川家康公は1542年、壬寅(みずのえとら)12月26日、三河国岡崎城にて誕生し、1616年4月17日、駿河で生涯を終え、翌年、久能山東照宮が創建された。明治時代以降、久能山東照宮は新暦の12月26日を家康公生誕日の縁日として、国家安泰・平和を祈願し毎年、誕辰祭を行ってきた。2022年は、家康公生誕480年にあたり、40回目の寅年、8回目の還暦を迎える貴重な年回りでもある。

長年、東照宮関係者で粛々と続けられてきた祭典で、一般公開はされていないが、大河ドラマ『どうする家康』で家康公が主人公となることから、今年は、家康公にゆかりの深い静岡市・浜松市・岡崎市の関係者も招かれ、三市の発展も祈願された。

松本、杉野、板垣のコメントは以下の通り。

■松本潤

久能山東照宮まで来る道すがら、青い空のもと、富士山がすごくキレイに見えて……家康公もこんな青空を見たのかな、と感慨深くなりました。放送まであと2週間あまりと迫ったこの時期、家康公の生誕480年を祝う記念すべき日を迎えられることに不思議な縁を感じますし、祭典に参加させていただき光栄です。静岡はもう何度か訪れていますが、そのたびに、この土地でいかに家康公が愛されているか、今も大事にされているかをひしひしと感じます。
祭典の間は、世界中でさまざまなことが起きるなか、家康公が願った平和な世が一日でも早く訪れるようにと祈らせていただきました。静岡の皆さんの大好きな家康公を大事に演じますので、来年1月8日から始まる1年間の放送を、最後までご覧いただけたら幸いです。

■杉野遥亮

初めて久能山東照宮に参拝したのですが、東照宮自体はもちろん、ロープウエーで向かうときから、土地の持つパワーに「うわっ」と圧倒されたんです。きょう、何かに“呼ばれて”ここに来たのかもしれない、という気持ちになりました。
霊廟の前では、家康公に「徳川四天王の一人、榊原康政を演じさせていただく杉野遥亮です。どうぞよろしくお願いします」と自己紹介をして、これまで以上に真摯に撮影に臨みたいと、気持ちを新たにしました。僕自身、ドラマが始まるのを心から楽しみにしているので、皆さんも僕と同じように心待ちにしてくださるとうれしいです。

■板垣李光人

僕は先日、撮影が始まったばかりなんです。個人的に井伊直政お墓参りはさせていただいていたのですが、まさに「いよいよこれから」の僕にとって、家康公の誕生日を祝うきょうこの日に、東照宮に伺えたことに運命的なものを感じます。しかも、松本さん、杉野さんと3人で家康公ゆかりの地を訪れる機会なんてめったにないと思いますので、貴重な経験をいただけたなと。現場では、松本さんが「好きにやっていいよ」と言って下さって、とてもリラックスして撮影に臨めています。これから自分がどう直政を描いていけるのか楽しみですし、視聴者の皆さんにも見守っていただければと思います。

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