JR東海は21日、名古屋駅の在来線7・8番線ホーム(中央本線)への可動柵設置について、仕様と使用開始時期を発表した。7番線ホームの使用開始時期は2025年4月、8番線ホームの使用開始時期は2025年12月とされている。
同社は在来線ホーム上の安全性を一層高めるため、可動柵の整備を進めている。名古屋駅では、中央本線の列車が使用する7・8番線ホームに腰高式ホーム柵を設置。中央本線の快速・普通列車が315系8両編成に統一されることに加え、定位置停止装置を導入することにより、開口幅の狭い(2,300mm)ホーム可動柵を採用した。安全機能として、戸挟み検知・支障物検知・居残り検知・こじ開け検知・巻き込み検知・非常停止ボタンを装備する。
あわせて開閉システムにQRコード方式を採用することで、車掌によるホーム可動柵を閉じる作業をなくすとのこと。これにより、車掌が利用者の乗降等のホーム監視業務に注力でき、安全性の向上を図ることができる。