味の素は12月15日、「睡眠と日中の活動、自分らしさに関する意識調査」の結果を発表した。調査は10月12日~13日、20~60代の男女1,000名(性年代均等割付)を対象にインターネットで行われた。
日中のパフォーマンスの高さに対する満足度を聞いたところ、「日頃、ぐっすり眠れている」と実感している人の7割が「満足」と回答したのに対し、「日頃、ぐっすり眠れていない」と回答した人はわずか2割という結果に。
また、どの程度「自分らしい生き方ができている」のかを聞くと、ぐっすり眠れているか否かで大きな差があることが明らかに。「気持ちに余裕が持てている」(ぐっすり睡眠実感者68.9%、非実感者36.3%)は32.6ポイント差、「明るく前向きな気持ちでいる」(同72.9%、41.4%)は31.5ポイント差、「周囲の人にやさしく接することができている」(同73.7%、51.2%)は22.5ポイント差、「毎日の仕事や勉強に達成感を感じる」(同58.4%、39.2%)は19.2ポイント差、「休日は、休日にこそやりたいことを一生懸命やっている」(同65.6%、51.2%)は14.4ポイント差、「将来のキャリアアップや、実現したい夢に向かって進んでいる」(同47.7%、33.9%)は13.8ポイント差と、いずれもぐっすり睡眠実感者の方がポジティブな回答が多い結果となった。
続いて、「睡眠時間」と「睡眠の質」のどちらを重視するかを聞いたところ、75.6%が「睡眠時間を延ばすより、睡眠の質の改善を重視したい」と回答。
そこで、どの程度「睡眠不足」を実感しているのかを聞くと、「非情に感じる」(14.1%)、「やや感じる」(22.7%)、「どちらかといえば感じる」(27.3%)と、6割強が睡眠不足を実感していることが明らかに。睡眠不足の原因を教えてもらったところ、20~40代は「なかなか寝付けない」、50~60代は「夜中にトイレに起きてしまう」が最多に。次いで、20~30代は「趣味・娯楽活動に時間を費やしている」、「スマホの動画やゲームで暇つぶししているうちに夜更しになる」、40代は「考え事などをしてしまい眠れない」、50代は「なかなか寝付けない」、60代は「眠りが浅くて、物音で目が覚める」と続いた。
次に、睡眠の質を上げるために行っている取り組み(睡眠時間の確保をのぞく)を聞いたところ、1位「お風呂にゆっくり浸かる」(32.0%)、2位「普段の食事のバランス・種類に気を付ける」(27.4%)、3位「スポーツをする」(19.0%)となった。