一般社団法人 福島市観光コンベンション協会はこのほど、福島県福島市のふるさと納税第7弾として、「まるえ観光果樹園」桃・りんごの木共同オーナー権をリリースした。 

  • ふるさと納税第7弾「まるえ観光果樹園」桃・りんごの木共同オーナー権が登場

この12月、福島市では、“13種の桃"とことん食べ比べ定期便、ミドリ電機製造の折りたたみヘルメット、野田鉄工の「MOTTAI」ジェラートセット等々、新たな返礼品が続々と登場している。

今回案内されたのは、福島市大笹生にある「まるえ観光果樹園」からの返礼品で「果物の木 共同オーナー権」。全国どこにいても果物の木のオーナーになれるという、果物好きにとって夢のような返礼品となる。

「まるえ観光果樹園」は今年開園50年を迎える福島市の果樹園。園主の服部さんと従業員約10名で、品種にあった土づくりから、丁寧な果物作りをしている。さくらんぼ、桃、ぶどう、梨、りんごなど、季節ごとの果物を生産直売するほか、果物狩りもできる観光果樹園で、6月のさくらんぼから、12月のりんごまでの約半年間、いつ訪れても美味しい果物が堪能できる。

東北中央自動車道「大笹生I.C」から車で2分とアクセスも抜群で、毎年多くの人たちが訪れ果物狩りを楽しんでいる。

今回返礼品に加わった「果物の木 共同オーナー権」は、寄付者が複数人で桃またはりんごの木の共同オーナーになるもので、農家さんが果樹を育てる過程を一緒に体験できるのが最大の魅力だ。「フルーツ王国」と呼ばれる福島市のふるさと納税には、果物の返礼品が数多くあるが、木のオーナー権が持てるというのは今回が初の試みとなる。

園主の服部さんは、今回ふるさと納税に協力するきっかけについて、「果物好きの方にお店で買って食べるのとは違う、特別な体験をしていただきたいと思った」と話す。「果物の木オーナー権が返礼品になるのは初めてということなので、うちをきっかけに広がっていけば」と今後の展開にも期待を膨らませている。

  • 園主の服部栄さん(右)と奥様の敏子さん(左)

オーナーになると、園主が選定したオーナー木に寄付者の名前が書かれたプレートが付けられる。 栽培や管理は園主に任せ、月に1回、自身の木の育成状況レポートが届く(限定公開のインスタグラムにて報告)。果物が育つ過程を一緒に見守っていくかたちだ。

  • 名札はニックネームなどでもOK!

オーナー木の桃の品種は「あかつき」。福島の桃の代表品種で、濃厚な甘みと固めの食感が特徴、人気抜群の品種だ。りんごの品種は「サンふじ」、甘みと酸味のバランスが良く、シャキシャキ食感が特徴、蜜がたっぷり入ったりんごの美味しさは格別だという。

桃の収穫の時期がきたら、自身の木に実った桃のうち約5kg程度(16〜20個)を自宅に配送。園主がいちばん美味しい時期に収穫し届けるので、旬の桃が味わえる。

りんごの木は、2023年11月19日に収穫祭を予定。果樹園を訪れ、自身の木に実ったりんごを30個収穫することができる(詳細な日程は収穫祭の1カ月前に通知)。「自分の木から収穫する」という特別な体験を家族や友人と一緒に楽しめる。

  • 写真は5kg(15個) 収穫祭に来られない人へは10kg程度(26〜30個)を着払いにて発送

果物を育てる過程に関わり、自分だけの特産品を手にできるという今回の返礼品。福島の果物が、どんな場所で、どんな人たちが、どんなふうに作っているのかを知るきっかけになることだろう。

今回の返礼品について、服部さんからメッセージが寄せられている。

「福島には美味しい果物がたくさんあります! 自分の名前がついた木から収穫した果物を食べてもらうことがオーナー制の魅力。桃については、いちばん美味しい状態で私たちが収穫してお届けします。りんごについては、ぜひ果樹園に来て、自分の木から収穫するという特別な体験をしてもらえたら嬉しいです。皆さまをオーナーとしてお迎えできるのを楽しみにしています」

2023年、ぜひ果物の木のオーナーになってみてはいかがだろう。

  • 自分の木から収穫する特別な体験を

まるえ観光果樹園「りんごの木 共同オーナー権」は寄付金額34,000円。同「桃の木 共同オーナー権」は寄付金額37,000円。

なお、「まるえ観光果樹園」の果物をいろいろ食べてみたい!、という人には「季節の果物定期便」の返礼品も用意している。​さくらんぼ(佐藤錦)、桃(あかつき又はまどか)、梨(豊水)、ぶどう(巨峰又はピオーネ)、りんご(サンふじ)など季節の果物を、園主がいちばん美味しい時期に収穫し配送する。寄付金額は114,000円。