JR東日本盛岡支社・秋田支社は12日、首都圏・仙台・新潟エリアで展開している「Suica」を使った出改札サービスについて、2023年5月27日始発から北東北3エリア(青森県・岩手県・秋田県の45駅)で開始すると発表した。

  • 「Suica」を使った出改札サービスが青森・盛岡・秋田エリアで導入される(JR東日本盛岡支社提供)

青森エリアは奥羽本線弘前~青森間の10駅、盛岡エリアは東北本線北上~盛岡間と田沢湖線盛岡~雫石間、釜石線花巻~新花巻間の18駅(2023年3月開業予定の前潟駅を含む)、秋田エリアは奥羽本線和田~追分間と男鹿線追分~男鹿間、羽越本線新屋~秋田間の17駅で、新たに「Suica」が利用可能となる。3エリアともエリア内完結の利用となり、エリアをまたがっての利用はできない。

北東北3エリアとも「モバイルSuica」「Suicaカード」「My Suica(記名式)」「Suica定期券」を利用可能。購入した「Suica」は、相互利用を行う全国各地の鉄道・バス等でも利用できる。「AOPASS」「Iwate Green Pass」「iGUCA」「AkiCA」「MegoICa(2023年春発行予定)」などの地域連携ICカードも、そのまま「Suica」エリア内の鉄道で利用できる。

盛岡エリアでは、新幹線駅各駅完結の新幹線定期券「FREX / FREXパル」も「Suica定期券」として購入可能。エリアをまたがった区間については、これまで通り磁気定期券で利用できる。