玩具メーカーのトイテックは、Zゲージの鉄道模型ブランド「ロクハン」の新商品として、「EF58形電気機関車61号機お召し仕様」を12月10日頃に発売すると発表した。
電気機関車EF58形61号機は、1953(昭和28)年に日立製作所がお召し列車牽引専用機関車として製造。他のEF58形とは異なり、正面から側面にかけて取り付けられた飾り帯や国旗掲揚装置を持つという特徴があり、「ロイヤルエンジン」と呼ばれた。
製造されてから2001(平成13)年までの間、90回以上もお召し列車を牽引したほか、電気部品の劣化を防ぐ観点から、昭和40年代後半頃まで定期仕業でも使用された。JR東日本に継承された後も、さまざまなイベント列車で活躍してきた。
今回の製品は、JR東日本に継承された後の姿を再現した鉄道模型となる。飾り帯などの特徴的な形状に加え、「ため色」と呼ばれるEF58形61号機のみに施工された独特の色合いも再現した。
側面の国旗掲揚用のポールはエッチング製。国旗は同梱のラベルから選択できる。同梱された「踊り子」ヘッドマークや、避雷器、ホイッスル、無線アンテナを取り付けて楽しむことも可能。別売りの「1号編成」や「14系客車」などと組み合わせて編成を再現できる。価格は1万9,580円。全国の「ロクハン」商品販売店で取り扱う。