漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2022』の決勝進出者発表会見が30日、東京・竹芝のNEW PIER HALLで行われ、決勝進出者9組が決定。会見の質疑応答では「M-1とは何か」という質問に対し、大喜利大会さながらの回答が次々と繰り広げられた。
18日(18:34~22:10)にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送される決勝戦へ駒を進めるコンビは、ダイヤモンド、男性ブランコ、カベポスター、ロングコートダディ、さや香、真空ジェシカ、キュウ、ウエストランド、ヨネダ2000の9組で、そのうち、ダイヤモンド、男性ブランコ、カベポスター、キュウ、ヨネダ2000の5組は初出場となる。
「M-1とは何か」という質問に対し、ダイヤモンドの野澤輸出が途切れ途切れに「夢の、手段ですね……」と答えると、真空ジェシカ・ガクが「それ僕の去年のやつ!」とツッコミ。川北茂澄は「それを言うとしたら僕のほうが良かった」とつぶやいた。野澤は「でも本当にそう思います。有り難い場所です。お笑いの僕らの居場所です」と続ける。
カベポスター永見大吾は「オレンジレンジの花です」と回答。さや香の石井は、「イケタラウレシイ、ソンナバショデス」とややカタコトで話し、「代わりに言おうか?」と心配そうな表情を浮かべた新山が「イケタラウレシイ、ソンナバショデス」と繰り返した。
キュウのぴろが「母です」と語ると、清水誠は「僕にとっては父です」とコンビネーションを見せる。ヨネダ2000の誠が「のべくんちの2階です、3丁目の」と言うと、愛はプライバシーの観点か「3丁目はカットしてください」と記者に頼んだ。男性ブランコの平井まさあきは「賞レース会の龍」と壮大な表現。
ロングコートダディは「僕たちは意思疎通ができているので、同時に言ってもそろうと思います」と自信を見せ「せーの、人生の道標です!」と見事に声をそろえた。真空ジェシカのガクは「男性ブランコの平井ですね」とたとえて平井を困惑させ、川北は「僕にとっての『M-1』は、スギちゃんにとっての『R-1』ですね」と説明した。
この即興大喜利大会に「そんな答え欲しいんとちゃうねん!」「記事になるんか!?」と前のめりにツッコみ、場を盛り上げていたウエストランドの井口浩之。自分の番が来ると「人生を変える大会です」と優等生回答をするが、トリを任された相方の河本太が下ネタを口にし、「これのどこを記事にするんだよ!」と驚き。しかしここで「質疑応答は以上となります」と司会者から告げられてしまい、「終わった!?」と大声を張り上げていた。
8月1日に開幕した『M-1グランプリ2022』には、過去最高となる7,261組がエントリー。準決勝はきょう30日に開催され、28組が激闘を繰り広げた。決勝戦出場最後の1組を争う敗者復活戦は、決勝当日(14:55~17:25※一部地域除く)に開催・放送される。