青森県八戸市の「八戸市魚菜小売市場」が12月1日、陸奥湊駅前通りのさらなる活性化を目指してリニューアルオープンする。
リニューアル前から買い物客に人気なのが、温かいご飯・お味噌汁と一緒に好きな魚介や総菜を購入して「その場で」いただく、オリジナル朝ごはん。市場の中心に広い食堂が設けられているので、ゆっくりと味わうことができるという。
市場の中だけでなく、陸奥湊駅前通りの景観も魅力の一つ。昔ながらの雰囲気漂うお店が連なる陸奥湊駅前通りが、昇る朝日に染まっていく様子は趣がある。
今回リニューアルされた八戸市魚菜小売市場は、市場としての新たな価値や役割を見出すだけでなく、これまでの風情も守っていくという思いから設計された。
市場の真ん中に位置する食堂の横には、厨房さながらの調理器具を備えた「キッチンスタジオ兼調理室」が。魚の解体ショーや料理教室等、あらゆる人が使用できるよう広々とした内部と、それを囲うスライド式ガラス扉などオープンな設計が特徴だという。
リニューアルオープンでの一番の違いといえるのが、「八戸市魚菜小売市場前広場(オープンスペース)」。多くの観光客が多様な回遊を楽しめるよう、以前は道路沿いすぐにあった入口が、奥に下げられて広場が設けられた。
オープン当日の12月1日10時より、八戸市魚菜小売市場前広場(オープンスペース)にて、記念のオープニングセレモニーを開催する。熊谷 雄一市長による式辞のほか、鏡開きなどを行う。