札幌市交通事業振興公社は、「雪ミク電車 2023」の運行を11月19日から開始した。今シーズンは北海道の冬をイメージした「空模様」がテーマに。車内には歴代デザインをはじめ、「初音ミク」関連のキャラクターデザインを多数展示している。

  • ラッピング車両が多数走る札幌市電。中でも「雪ミク電車」はひときわ目を引く(筆者撮影)

「雪ミク」は、2010年の「さっぽろ雪まつり」で「初音ミク」の雪像を作ったことがきっかけで始まった企画。札幌市電では、クリプトン・フューチャー・メディアおよび市電の会と協力し、2011年から「雪ミク電車」を冬季に運転している。昨年度は運行を見送ったが、今年度は11月19日から、札幌市電の3300形3302号車を使用しての運行がスタート。車両の内外に餡こたく氏の描く「雪ミク」のイラストをあしらった。

冬が訪れた札幌の街を彩る「雪ミク電車」。乗車すると、車内はキャラクター満載で非常に華やかな印象を与える。「初音ミク」による車内放送は、普段より明るいアナウンスのように感じられた。

  • すすきのを行く「雪ミク電車」。外回り線を運行するのは土日祝日のみ(筆者撮影)

「雪ミク電車 2023」は2023年3月26日まで運行予定。おおむね7~18時頃の時間帯、平日は内回り、土日祝日は外回りを走る。札幌市交通事業振興公社のサイトにて、主要停留所の時刻表も公開中。12月8日午前11時から、オンライン上で車内の様子や音声を楽しめる「雪ミク電車VR」を公開する予定となっている。