たくさんの鹿が暮らすことで有名な奈良公園。そんな奈良公園の花壇には、奈良らしい”あるもの"が植わっているそう。

一風変わった鹿の写真をTwitterに投稿したのは、『奈良妖怪新聞』(大和政経通信社刊)や漫画『妖怪めし』(マグカン)の監修・料理考案・実演を手掛ける大和妖怪めぐり・木下昌美(@K__Masami)さん。土と共生するのどかな鹿を紹介したツイートに、11月21日時点で2.1万件以上のいいねが集まっています。

奈良くらいになると花壇に鹿植ってるから。(@K__Masamiより引用)

  • (@K__Masamiより引用)

「かわえぇ」「好き」など、多数の称賛の声が寄せられているこちらの投稿。ツイートに対する反響の中には、「気持ち良さそうに光合成してますね」「鹿の種は所々に落ちている黒い豆のようなものなのだろうか?」「鹿せんべいが肥料になる」「鹿生えてて草生えるw」など、鹿を実際の植物に見立てたリプライもみられました。

また、鹿だけでなく、「奈良、パネえぇ!」「奈良県行ってみたいなぁ」など、木下さんの投稿によって奈良県自体への関心が高まった方のコメントも。

そこで、奈良公園付近の実際の様子や、寄せられた反響への率直な感想を、ツイートを投稿した木下さんに伺いました。

ツイ主さんに聞いてみた

――こちらの写真を撮影した場所を教えていただけますか?

奈良国立博物館と氷室神社の前あたりです。

――今回に限らず、奈良公園の近辺では花壇に鹿が植わっていることは多いのでしょうか。

特に珍しいことではありませんね。

――ツイートに寄せられた反響に対する感想をお聞かせいただけますか?

奈良市ではよく目にする風景ですが、確かに他の地域ではあまり目にしないのだろうなと改めて実感しました。

また、奈良市では鹿を巻き込んだ交通事故や、人間が捨てたゴミを誤って食べてしまった鹿が大変なことになることも少なくありません。奈良の鹿に注目が集まるとともに、そうした事実があることも知ってもらい、気をつけてもらえるきっかけになれば市民として嬉しいなと思います。


公園やその近辺で、観光客や地元住民と共生する奈良の鹿たち。保護活動が行われている一方で、交通事故や人が捨てたゴミの誤飲など、人と交わることで鹿がトラブルに巻き込まれる事例は毎年のように発生しています。

古き良き趣を感じられる奈良の町。散歩や観光に行った際には、お互いを尊重する気持ちを大切にしながら、奈良公園の鹿とふれあってみてはいかがでしょうか?