お笑いコンビ・うるとらブギーズが、11月18日~20日に東京・赤坂レッドシアターで「うるとらブギーズ単独ライブ2022『P』『LP』」を開催し、自身初となる吉本興業の劇場以外での単独ライブに挑む。2019年から3年連続で『キングオブコント』決勝に進出したものの、2022年は準決勝で敗退。「悔しかった」と語った八木崇と佐々木崇博が、その思いを胸に臨む単独ライブへの意気込みや、コント師としての矜持、さらには来年の『キングオブコント』にかける熱い思いを語った。

  • うるとらブギーズの佐々木崇博(左)と八木崇

――2009年にコンビを結成し、これまでも単独ライブを行ってきましたが、今回は所属する吉本興業の劇場以外の場所で、3日間に渡るステージを行うことになりました。

佐々木:吉本の劇場以外でやらせてもらうのは初めてなので「やらせてもらえるんだ」というワクワクと同時に、何回もステージをやって、ちゃんとお客さん来てくれんのかなという不安もあります。

八木:ちょっと認めてもらえたのかなという思いはあります。赤坂レッドシアターと言えば、コント師にとっては聖地みたいな場所。すごくうれしかったですね。

――ライブは、新ネタが中心となる「P」と、2022年のベストネタを披露する「LP」という2つに分かれ、同日で「P」「LP」と通しで見られるチケットも発売されますね。

八木:周りの芸人さんで3daysをやっている人たちを見ると、その日終わったあと、反省会をして、次の日に生かしている。もちろん、最初からベストを出すつもりでやっていますが、公演中にどんどん進化していればと思っています。

――結成から13年でたどり着いた今回の単独ライブ。どんな思いですか?

佐々木:やっと……という言い方もできるのかな。後輩とかでも吉本の劇場じゃないところでやっているのを見てきましたし、ようやくという思いもあるのですが、あまり大変だったなとか、苦節……みたいな感じはないです。もともとルミネでやらせていただいていたのも、すごくありがたいことだと思っていたので。

八木:数字だけを見ると、僕らは芸歴18年で、コンビ組んで13年なので、もうちょっと早くやりたかったなという思いはあります。

――どんなライブにしていきたいですか?

佐々木:何回もやるということで、いつ来ても楽しかったと思っていただけるように、すべてベストなもので臨みたいです。僕らもいっぱいいっぱいにならずに楽しんでいる姿をお見せしたいです。

八木:新しいことにも挑戦しようと思っているので、昼と夜の1日通して見ていただくことで面白さも増すようなものもしたいですし、ライブを見終わったあと、満足してもらって次の日も……と思えるような余韻のあるライブにしたいです。