『「東宝シンデレラ」オーディション&「TOHO NEW FACE」オーディション2022グランプリ発表会』が6日、都内で行われ、東宝シンデレラのグランプリに埼玉県出身で小学4年生の白山乃愛さん(10歳)、TOHO NEW FACEのグランプリに京都府出身で小学5年生の小谷興会(こたに こうえ)さん(11歳)が選ばれた。
1984年に東宝創立50周年記念イベントとして始まった「東宝シンデレラ」オーディション。初代シンデレラの沢口靖子をはじめ、後に第一線で活躍する女優を生み出してきた。今年は東宝創立90周年プロジェクトとして6年ぶり9回目となる「東宝シンデレラ」オーディションを開催。さらには1946年から60年代後半にかけて俳優発掘のためのオーディションとして三船敏郎ら多くの名優を輩出した「東宝ニューフェイス」の歴史あるタイトルを引き継いだ男性部門の「TOHO NEW FACE」オーディションも並行して行われ、この日は「東宝シンデレラ」と「TOHO NEW FACE」の最終審査が行われた。
「東宝シンデレラ」のグランプリに選ばれたのは、埼玉県出身で小学4年生の白山乃愛さん。自分の名前を呼ばれて涙を流しながら「思っていないことが起きたので本当にびっくりしています」と話し、「お母さんやお父さんがいなかったら私は生まれてなかったし、産んでくれてありがとうと言いたいです」と家族に感謝した。
今後は「キラキラした素敵な女優さんになりたいです」と目を輝かせながら、「長澤まさみさんに憧れています。演技も上手いしもう全部です!」と2000年に開催された同コンテストでグランプリを獲得した先輩に憧れているという。また、学校で得意なことを問われた際は「一輪車です。友だちと1回校庭を1周したことがあります!」と答えるなど、あどけない笑顔を見せて会場を沸かせた。
「TOHO NEW FACE」のグランプリには、京都府出身で小学5年生の小谷興会さんが受賞。「嬉しいしかないです」と開口一番に喜びを爆発させて「これからは自分も世に出るので人か愛されるような人になりたいです。吉沢亮さんや横浜流星さんのように格好良くて何でもできるオールラウンダーになりたいです」との抱負を。
極真空手の型の10歳の部で現世界チャンピオンでもある猛者。「この舞台でもらえたトロフィーと着せてもらったマントは(空手でもらったトロフィーなどと)また違ううれしさがありますね」と感想を述べながら、「フルコンタクトの方でも世界を獲って俳優の世界でも世界で活躍できる人になりたいと思います」と目を輝かせた。
また、この日はプレゼンターとして第7回の同コンテストで審査員特別賞に選ばれた上白石萌音と萌歌(第7回のグランプリ)に浜辺美波らが登壇。上白石萌音は「私は小さい時からミュージカルやお芝居や歌が好きで、それがきっかけで東宝シンデレラを受けて今に至っています。有り難いことに大好きなことをしていますが、壁に当たることがたくさんあります。その度の思い出すのがオーディションのこと。あの時のピュアな気持ちが支えになっているので、みんなも今日のことは忘れないでください」とアドバイスを送り、「人生の中で道は1本ではないです。焦らずゆっくり自分の大好きなことを温めていき、幸せな日々を過ごしていただきたいと思います」と受賞者のみならず惜しくも受賞を逃した応募者にも温かい言葉を送っていた。
なお、東宝シンデレラとTOHO NEW FACEのグランプリ以外の受賞者は、東宝シンデレラで審査員特別賞に大阪府出身で中学1年生の西川愛莉さん(12歳)、ミュージカル賞に大阪府出身で中学3年生の山戸穂乃葉さん(14歳)、TOHO NEW FACEでミュージカル賞に東京都出身で中学1年生の高橋佑大朗さん(13歳)がそれぞれ選ばれた。