ベビーカレンダーは11月1日、「2022年 赤ちゃんの名前ランキング」を発表した。同ランキングは、「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」などを利用した、2022年生まれのお子さん10万7,289件(男の子5万4,449件、女の子5万2,840件)の名前を集計したもの。

  • 「2022年 赤ちゃんの名前ランキング」TOP10

    「2022年 赤ちゃんの名前ランキング」TOP10

「2022年 赤ちゃんの名前ランキング」、男の子のTOP3は、1位「碧」、2位「陽翔」、3位「蓮」となった。2018年から不動の人気だった「蓮」を抜き、「碧」が昨年の7位から1位に。以下、4位「蒼」、5位「朝陽」、6位「蒼空」、7位「湊」、8位「悠真」、9位「結翔」、10位「陽向」と続いた。

一方、女の子のTOP3は、1位「陽葵」、2位「凛」、3位「芽依」「葵」という結果に。「凛」「葵」を始め、昨年22位から今年5位にランクを上げた「詩」、8位の「紬」、10位の「澪」など、TOP10のうち5つが日本的なイメージを持つ名前で、今年も”レトロネーム“の人気の高さがうかがえた。そのほか、TOP10には、6位「結菜」、7位「莉子」、9位「陽菜」がランクインしている。

  • 「2022年 赤ちゃんの名前のよみランキング」TOP10

    「2022年 赤ちゃんの名前のよみランキング」TOP10

男の子の名前よみランキングTOP3は、1位「はると」、2位「りく」、3位「ゆいと」と、2018年から5年連続で「はると」が1位に。また、3位の「ゆいと」に続き、4位「あおと」、5位「みなと」と、今年も”と止めネーム“が上位にランクイン。さらに、2位の「りく」、8位の「そら」というように、”2音ネーム”の人気が高まっていることがうかがえた。そのほか、TOP10には、6位「はるき」、7位「ひなた」、9位「そうた」、10位「あおい」がランクインした。

一方、女の子の名前よみランキングでは、1位「えま」、2位「みお」、3位「めい」が上位に。以下、4位「さな」、5位「あおい」、6位「りお」、7位「ゆい」、8位「ひまり」、9位「こはる」、10位「いちか」と続き、今年は、”2音ネーム”の人気の高さがうかがえる結果となった。

  • 「2022年 赤ちゃんの名前の漢字ランキング」TOP10

    「2022年 赤ちゃんの名前の漢字ランキング」TOP10

男の子の名前に使用された漢字ランキングTOP3は、1位「翔」、2位「大」、3位「陽」だった。以下、4位「斗」、5位「真」、6位「太」、7位「悠」、8位「人」、9位「蒼」、10位「晴」と続き、今年は、空高く飛び立つという意味がある「翔」に、大らかでたくましい様子の「大」、日の光を表す「陽」、広大なさまを意味する「悠」、清々しい澄んだ様子の「晴」など、明るくあたたかみのある漢字が人気を集めた。

一方、女の子の名前に使用された漢字ランキングでは、1位「莉」、2位「花」、3位「結」が上位に。以下、4位「愛」、5位「菜」、6位「乃」、7位「心」、8位「奈」、9位「陽」、10位「咲」と続き、自然の生命力を表すような漢字が上位にランクインした。

2022年 赤ちゃんの名づけの特徴

今年の赤ちゃんの名づけの特徴として、冬季輪で活躍した選手の名前を用いた”五輪ネーム“の人気が上昇。スノーボードの平野歩夢(あゆむ)選手と同じ「歩夢(あゆむ)」という名前の件数は、昨年23件から今年は41件と1.9倍に、弟の平野海祝(かいしゅう)選手の「かいしゅう」は2.5倍に。また、スキージャンプノーマルヒルの小林陵侑(りょうゆう)選手の「りょうゆう」というよみの件数も3.9倍に増加した。

また、多様性やグローバル化が進む近年では海外でも通じるような要素が感じられる名前が増えている一方で、古風で日本的なイメージのある”レトロネーム“の人気も高まっている。とくに今年は日本の「色」がイメージされるものが多く、「碧(主なよみ:あおい、あお)」「翠(主なよみ:すい、みどり)」「葵(主なよみ:あおい、あお)」などが順位を上げた。