東急電鉄は、2023年度以降の開始を予定している東横線の「Q SEAT」サービス(有料着席サービス)について、専用車両(ロング・クロス転換車両)を連結した1編成目を10月24日から運転開始した。サービス開始までロングシートの一般車両として運転される。
「Q SEAT」サービス(有料着席サービス)は2018年12月に大井町線で開始され、2023年度以降に東横線でも開始予定。東横線の「Q SEAT」車両は、10両編成で運転される一部車両の4・5号車に連結される。赤色を基調とした車体ラッピングを施し、ドア横にロゴマークも配置した。
1編成目となった車両(5050系4000番代)は、1号車が「4112」、10号車が「4012」の10両編成。「Q SEAT」車両の4号車は「4412」、5号車は「4512」となる。ロングシートからクロスシートへ転換可能な座席をドア間に配置したが、現在はロングシートの状態で使用。各席にコンセントも設置しているという。10月24日の運転開始以降、「Q SEAT」車両を連結した編成は東京メトロ副都心線・東急東横線・みなとみらい線をはじめ、東武東上線や西武池袋線にも乗り入れている。
「Q SEAT」車両の2編成目以降は2023年2月から順次、運転開始する予定だという。東横線における「Q SEAT」サービスの開始時期や内容(運行区間、運行種別、料金体系、購入方法など)について、改めて発表するとしている。