箱根登山鉄道は、初開催となる「箱根登山電車と車両基地見学会 2022」を12月3日に実施すると発表した。「アレグラ号」で三線軌条の乗車体験ができるほか、入生田車両基地にて人気の旧型車や車両移動機「アント」の見学なども行われる。

  • 展示車両の3000形「アレグラ号」とモハ2形108号

箱根湯本駅から入生田車両基地まで三線軌条の区間となっており、箱根湯本~強羅間で使用される車両は普段、回送時のみ三線軌条の区間を走っている。「箱根登山電車と車両基地見学会 2022」では、箱根登山鉄道3000形「アレグラ号」に乗り、三線軌条の区間を体験できる。

入生田車両基地では、人気の旧型車や車両移動機「アント」の見学、モハ1形の運転台見学、普段通ることのできない貫通路歩行体験、3000形「アレグラ号」の運転台見学とドア開閉操作などの体験、定期検査中の2000形「サン・モリッツ号」第2編成(2003-2004)の見学、モハ1形に乗車しながらの洗車体験など行われる。

  • 展示車両のモハ1形(104-106号)

  • 定期検査中の2000形(イメージ)

  • 車両移動機「アント」

  • 三線軌条の線路

三線軌条区間(箱根湯本駅から入生田車両基地まで)の乗車体験は初の試みであり、特別運行を期待する声が数多く寄せられていたという。1回24名の完全定員制で、参加費は1万5,000円(小学生未満は参加不可)。参加申込みは「箱根登山電車 ONLINE STORE」にて、11月6日10時から開始し、定員に達し次第、受付を終了する。