ベネッセホールディングスは11月1日、「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」を発表。同ランキングは、「たまひよ」の商品等を利用された、1月1日~9月27日生まれの新生児29万7,255名(男の子149,152名、女の子148,103名)の名前を調査し、集計したもの。

  • 「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」

    「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」

「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」、男の子は「碧」(主な読み:あお・あおい)が、昨年7位から大きくジャンプアップし初の1位を獲得。「碧」という漢字は緑、青、青緑、濃い青を表し、抜けるような青空や透き通った海などの自然をイメージさせることなどから、近年人気が高まっているよう。

続く2位は「陽翔」(同、はると)。読みランキング(男の子)「はると」で14年連続1位となっており、「明るく元気に育ってほしい」「どこまでも羽ばたいてほしい」といった由来が。3位には、1位の「碧」と同様に、主な読み「あおい」が男女共通で人気の「蒼」(同、あおい・あお)がランクイン。以下、4位「朝陽」、5位「蓮」、6位「湊」、7位「結翔」、8位「悠真」、9位「陽向」「樹」がTOP10入りした。

また、寅年の今年ならではの傾向として、虎にちなんだ名前「琥太郎」(186位→53位)「虎太郎」(411位→83位)「大雅」(86位→38位)「大河」(121位→65位)が大きく順位を上げた。

一方、女の子は「陽葵」(同、ひまり・ひなた)が7年連続1位に。「太陽のように明るく」「向日葵のようにまっすぐと」といった願いが込められているよう。続く2位は「凛」(同、りん)。音の響きのよさや、「凛とした女性になってほしい」という願いを込められる人が多いよう。3位には、「人との結び付きを大切に」という想いから「結菜」(同、ゆいな・ゆな)がランクイン。

以下、4位「芽依」、5位「詩」、6位「陽菜」、7位「葵」、8位「莉子」、9位「紬」、10位「咲茉」と続き、比較的大きな入れ替わりのないTOP10だが、「詩」(同、うた)がここ数年で大きく順位を上げてきており、「感性や表現力豊かに育ってほしい」などの想いが込められているよう。

  • 「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」読みランキング

    「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」読みランキング

読みランキングでは、男の子は「はると」が14年連続1位に。女の子は「えま」が昨年に引き続き1位を獲得。漢字のバリエーションも多く(咲茉、依茉、愛茉など)、海外でも発音しやすい名前として年々人気が上昇していた。

また、ジェンダーレスな読みとしては、昨年同様に1位「あおい」、2位「ひなた」という結果に。「あおい」は、男の子名前1位「碧」、3位「蒼」、女の子名前7位「葵」にランクイン。「ひなた」は、男の子名前9位「陽向」、女の子名前1位「陽葵」の主な読みとなっている。

  • 「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」漢字ランキング

    「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」漢字ランキング

今年多く使われた漢字としては、男の子は1位「翔」、2位「大」、3位「斗」、4位「陽」、5位「太」、女の子は1位「莉」、2位「花」、3位「菜」、4位「乃」、5位「愛」が上位に。男女ともTOP3は順位の入れ替わりがあるものの、昨年と同じ漢字がランクインした。

最後に、名づけで重視したことを教えてもらった(10月12日~17日、たまひよのアプリ利用者3,906名を対象に実施)ところ、名前の響きや呼びやすさなど、「読み・音の響き」(54.9%)を重視する人が最も多く、次いで「画数」(40.8%)、3位「漢字の持つ意味」(39.8%)と続いた。