映画『もっと超越した所へ。』(10月14日公開)の公開御礼舞台挨拶が31日に都内で行われ、前田敦子、菊池風磨、根本宗子、山岸聖太監督が登場した。
同作は2015年に下北沢のザ・スズナリで上演された舞台『もっと超越した所へ。』(作・演出・出演/根本宗子)の映画化作。デザイナー・真知子(前田敦子)はバンドマン志望の怜人(菊池風磨)、元子役のバラエティタレント・鈴(趣里)はあざとかわいい男子の富(千葉雄大)、彼氏に染まる金髪ギャル・美和(伊藤万理華)はハイテンションなフリーター・泰造(オカモトレイジ)、風俗嬢・七瀬(黒川芽以)はプライドの高い元子役・慎太郎(三浦貴大)と、それぞれ”クズ男”たちと付き合っていたが別れの時が訪れ、超越した決断を下す。
菊池は同作を観た友人からの感想として「『ヒモのわりに体つきがヒモじゃない』というダメ出しをいただきました。僕も自分の姿に笑いが止まらなかった」と紹介。前田は自身でも「ケンカしてるシーンにどうしても自分が出ちゃうじゃないですか。そういう瞬間を客観的に観たことないから、ちょっと恥ずかしかったです」と苦笑する。
前田とのシーンについて「修羅場でしたよね〜」としみじみする菊池だが、撮影は朝だったとのことで「マジで寝てましたよね。ケツ出しながら」と振り返る。「前貼りも初めてで大変でした。僕、ドッキリで脱がされることが多いので、正直、前貼りいらなかったんですよ。でも周りに迷惑がかかるから……」と話すと、前田は「それは私が困ります」とツッコミ。菊池は「だから前貼りをやって、時間がかかりました。ずっと1人で格闘してて」と明かした。