俳優の駒木根葵汰と優希美青がこのほど、BS松竹東急のドラマ『商店街のピアニスト』(毎週月曜22:30~)の取材に応じた。

  • 駒木根葵汰(左)と優希美青

このドラマは、とある商店街の、ストリートピアノが置かれた楽器店が舞台。一度はピアノから遠ざかった主人公・澤本蓮(駒木根)が、楽器店の娘・梶原美鳥(優希)と出会うことで、ストリートピアノの演奏者として新たな道を歩き出す成長の物語だ。ストリートピアノを通して出会った人たちとの心の交流も描く。

劇中でピアノを披露する駒木根は「もともと、去年の秋にちょうどピアノを買っていたんです。それでコードを使って遊んでたんですけど、楽譜を見て弾くのとは全然違うので、音に合わせて弾くというところから始めて、いかに見て覚えるかっていう毎日でした」と、1カ月にわたり怒とうの練習に励んだそう。

実際に弾けるようになって、「ピアノを弾いてるときは、すごく気分がいいですし、撮影で疲れたときとか、自分の中でのリラックスにもなってました」というが、街なかでストリートピアノを見かけても、「そこで演奏されているのはとても上手な方が多いので、ちょっとまだ一歩踏み出せずにいます」とのことだ。

ちなみに、ピアノを購入した動機は「『モテる』という話を聞いて(笑)。僕が1年間スーパー戦隊をやってたときに、仲良くしてた仮面ライダーリバイスの前田拳太郎くんの家にピアノがあって、ピアノを弾く姿がとてもカッコ良くて! ピアノを弾けたらモテると思い、すぐに購入の決断に至りました」と素直に明かした。

そんな駒木根に対し、優希は「以前、映画でご一緒したときは、本当におとなしくて」と印象を持っていたそう。その際は「出演シーンもあまり被らなかったのでお話しする機会がほとんどなかったんです」というが、「今回は撮影がずっと一緒で、現場ではふざけたりとか、ものまねとかされて面白い方ですごく接しやすく、フレンドリーな方だなって思って、印象が変わりました」と話した。

今作の見どころについて、駒木根は「お話によっていろんなゲストの方に出演していただいて、人それぞれがいろんな悩みを抱えているんですけど、ピアノを通して解決していくっていう、本当に音楽の素晴らしさ、ストリートピアノの素晴らしさをみんなで描き出していけたらと思って取り組んだ作品です。いろいろ苦しい期間が皆さんあったと思うんですけど、心の安らぎどころというものを見つけてもらって、少しでも音楽っていうものに注目してもらえたらうれしいなと思います」とコメント。

優希は「1話1話が毎回、深くて、濃くて温かいストーリーになっています。。ピアノが題材ですが、普段から音楽になじみがない方でも一度は聴いたことがある曲が毎回テーマになっているので、楽しんでいただけると思いますし、音楽の力でいろんな人の背中を押していくというのは、きっと心に刺さるものがあると思います。蓮くんも美鳥もですが、作品に出てくる人々が、物語を通して成長していくのも見どころです。、ぜひ注目していただけたらなと思います」と呼びかけた。

衣装協力=FACTOTUM、LHME、room.13
スタイリスト 千葉良(AVGVST)

(C)BS松竹東急/ホリプロ