4人組バンドのOfficial髭男dismが、フジテレビ系ドラマ『silent』(6日スタート、毎週木曜22:00~)の主題歌を担当することが1日、明らかになった。

  • Official髭男dism

同ドラマのために書き下ろされた曲のタイトルは「Subtitle」(サブタイトル)。「字幕」の意味を持つこのタイトルに象徴されるように、メンバーたちによる「聴いてくださった皆さんの日々に何か、彩りを添えられるような楽曲になれば」という願いが込められた楽曲になっている。

ボーカルを務める藤原聡の透き通る歌声から始まるこの曲は、サビで流れる「言葉はまるで雪の結晶」という歌詞が表すように、ドラマのなかで紡がれていく“大切な人を想う心”の美しくもはかない様子を、色彩豊かなピアノを中心としたメロディーとともに描いていくのが印象的なラブソングだ。

コメントは、以下の通り。

■Official髭男dism
「“冬の歌は冬作るんじゃなくて、夏に作るんです。そうしないと冬に間に合いませんからね”、上京して間もない時とあるスタッフからそう教わったことを思い出しながら、『Subtitle』という曲を作りました。ドラマチームの方々がバンドのことをとても信頼してくださっていたのがうれしく、メンバーと共に色んな所にこだわりながら作り上げて行きました。この楽曲がドラマや聴いてくださった皆さんの日々に何か、彩りを添えられるような楽曲になれば幸いです」

■村瀬健プロデューサー
「ラブストーリーにとって、主題歌は命です。この『silent』という企画を考えたとき、最初に頭に浮かんだのが、Official髭男dismでした。藤原さんのあの優しいけどせつない歌声、最高に美しくて最高にせつないメロディー、そしてオリジナリティーあふれる言葉でありつつも、心をぐわっとわしづかみにされて、ぐわんぐわん揺さぶられるような歌詞。このドラマのテーマや世界観を考えたとき、髭男さん以上のアーティストはいないと思いました。どうしても主題歌をお願いしたくて、メンバーの皆さんに直接お会いしてプレゼンをさせていただく機会をレーベルの方に(半ば無理矢理)作っていただきました。魂を込めて書き上げた企画書と、その時点ではまだ確定になっていない人も含めた僕の“夢想キャスト”による人物相関図(結果全員出演して頂けたのですが!)を手に、どうしてヒゲダンさんなのか、どうしてヒゲダンさんじゃなければいけないのかを、汗だくになりながら数時間に渡って夢中で語らせていただきました。藤原さんも、小笹さんも、楢﨑さんも、松浦さんも、こちらが恐縮するくらい真剣に話を聞いて下さり、まずそのことに感動したのを今でもよく覚えています。やがて、藤原さんから、もしもやるとしたらどんな曲がいいか、というようなお話しが出てきた時には、(まだお引き受けいただけたわけではないのですが)心の中でこっそりガッツポーズをしました。そして、そこで藤原さんが話して下さった曲の方向性を言葉でお聞きしただけで、その時点で既に“わ、これ、名曲できちゃう”と感じました。数日後、主題歌を作っていただけるという返事をいただいた夜は、まだこの世に生まれてもいない曲を勝手に夢想して一人祝杯を上げました。季節が巡り、秋になった頃、この曲の1コーラスデモが届いた日のことは一生忘れないと思います。“神曲できちゃってるじゃないですか!!”とディレクターの守谷さんに興奮しながら電話しました。象徴的なサビのフレーズ“言葉は雪の結晶”も、Bメロの“伝えたい 伝わらない”も、最初にいただいたデモの時点で、あのメロディーのまま、ありました。よくもここまで見事に、このドラマの世界をメロディーと歌詞で表現してくださっていると、感動を通り越して、驚愕しました。僕たち、スタッフ・キャストみんながこのドラマで描きたいと考えているテーマ、思い、メッセージ…その全てを見事に音楽で表現して下さっている、最高・最強の主題歌だと心の底から思っています。この『Subtitle』は、間違いなく冬のラブソングの定番として未来永劫まで残っていく曲になるでしょう。何年か先にも、この曲を聴いた人の心の中で『silent』のシーンが思い出される、そんなドラマにできたらと強く強く思っています。この曲の歌詞にある通り、“字幕”のように寄り添い合っていけたら幸せです。ヒゲダンの皆さん、最高の主題歌を作って下さり、本当に、本当に、ありがとうございました」