電通は9月29日、「Z世代就活生 まるわかり調査2022」を発表した。調査は7月16~26日、「エンカレッジ」に登録する「就活を終えた」2023年卒業予定学生の863人を対象に、インターネットで行われた。

まず、「就活を通じて出会った企業の中で、その企業や商品のイメージが良くなったことはあるか」を聞くと、「ある」(46.6%)、「まあある」(42.8%)、「あまりない」(7.4%)、「ない」(3.0%)と、約9割が「良くなった」と回答した。

反対に、「悪くなったこと」を尋ねると、「ある」(31.0%)、「まあある」(32.5%)、「あまりない」(26.0%)、「ない」(10.3%)と約6割が「悪くなった」という結果に。

  • 就活を通じて出会った企業の中で、その企業や商品のイメージが良くなったことはありますか/就活を通じて出会った企業の中で、その企業や商品のイメージが悪くなったことはありますか

また、「就職活動で企業の印象が悪くなる(なった)としたらその理由に当てはまるもの」を聞いたところ、「面接官の印象が良くなかった」(67.1%)が最多に。次いで、「社風が古いと感じた」(38.1%)、「選考結果の発表が遅かった」「OBOG訪問で会った社員の印象が良くなかった」(31.8%)が同率3位だった。

  • あなたが就職活動で企業の印象が悪くなる(なった)としたらその理由に当てはまるもの

次に、「企業選びで重視していたこと」を尋ねると、「社内の風通しがいい」(42.4%)、「その会社や業界・業態に将来性を感じる」(40.3%)、「収益性が安定している」(38.8%)と続いた。出世競争や上昇志向よりも、人間関係を大切にしていることが分かる。

  • あなたの就職活動でエントリーする企業で重視していたこと

また、「就職活動でのYouTube活用」については、「活用した(かなり活用した、まあ活用した)」が約6割を占めた。その他、「あまり活用しなかった」(24.5%)、「まったく活用しなかった」(12.0%)となっている。

  • あなたは就職活動の際にYouTubeを活用しましたか

そして、「情報収集で使っていたSNSは何か」を尋ねると、「LINEオープンチャット」(59.7%)、「Twitter」(59.0%)、「Instagram」(46.8%)、「TikTok」(5.2%)、「Facebook」(1.5%)と、検索エンジンよりも身近なツールで情報を集めている傾向が伺える。

  • 就職活動に関する情報収集で使っていたSNS/デジタルプラットフォーム