ハイアット ホテルズ コーポレーションは9月22日、ハイアットの関連会社とKirakuが、日本において国内外のグローバル・トラベラーをターゲットとする新しいタイプの温泉旅館事業に参入するため、合弁事業契約を締結したことを発表した。

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両社は、出資比率を両社50%とする合弁会社にて、ハイアットとKirakuが持つ知見と実績を生かし、今後新ブランド「ATONA」の温泉旅館を日本国内で展開する。

新ブランド「ATONA」は、「わたしとあなた」を表現する日本の古語「吾汝」(ATONA)から来ており、愛する家族や友人、大切な人と一緒に、日常を離れたまだ見ぬ愉楽の空間を共にする期待感が込められている。

両社は合弁事業として今後、日本の資源である温泉を中心に、日本の美しい風景や、その土地でしか出会うことのない新たな体験・発見を提供。「旅の拠点となる館=旅館」を展開する。旅館という媒体を通して、各地の魅力を建築、空間、食、アクティビティ、おもてなしで表現し、訪れる人々が体験を通じて地域とつながることで、日本の地域社会の活性化にも貢献することを目指す。

新ブランド「ATONA」のクリエーティブディレクターには、日本を代表するデザイナーの一人である原研哉氏を迎えた。2025年から日本国内にて、同ブランドの旅館を展開するため、現在事業が進められている。今後「ATONA」ブランドは、日本文化と国際的なホテルに精通した合弁会社のチームにより、独自に管理・運営される。