JR東日本新潟支社は、「SLばんえつ物語」で使用している蒸気機関車C57形180号機の整備を実演し、給油作業・打音検査・運転台での機器操作といったメンテナンスを体験できるイベント「ひみつの舞台裏 ~C57入場整備体験会~ in 新津運輸区」を11月5日に開催すると発表した。
蒸気機関車C57形180号機は、約8年に1度行っている全般検査(取り外せる機器や部品をすべて取り外して行う車両全体の詳細なメンテナンス)のため、埼玉県の大宮総合車両センターに入場する。今回のイベントでは、入場するための整備が実演されるほか、無火状態でしか行えないというメンテナンスを体験できる。
新津運輸区のSL検修庫内にて、C57形180号機を牽引する準備作業として主連棒と関係部品の取外しを実演。4年に1度の貴重な作業を見学できる。ナットやボルトの緩みを反響音で確認する打音検査体験、走るために動く部品・箇所への給油作業体験、煙室蓋の鎖錠ハンドルを実際に操作する煙室蓋開閉体験、火が入っているときには絶対に扱うことができない、蒸気機関車の運転に必要な機器操作の模擬体験といった作業も実際に体験できる。
11月5日に第1部(9時20分から12時30分まで)と第2部(14時から17時10分まで)を実施し、体験会は2時間30分程度の予定。信越本線新津駅に集合・解散となる。申込みは「JRE MALL」新潟支社にて、9月30日12時30分から10月30日23時59分まで、各部15名(合計30名)を受け付け、売り切れ次第終了。なお、1回の購入操作で最大2名分まで購入できる。販売額は大人・小児同額で2万2,000円。参加は小学生以上を対象とし、小学生の参加は保護者の同伴が必要。同伴者も入場する場合は参加申込みを行う必要がある。