キャリアデザインセンターは9月20日、「社内恋愛と仕事」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月25日~9月4日、同社運営サイト「女の転職type」を利用する会員を対象にインターネットで行われ、638名の有効回答を得た。
調査によると、社内恋愛を「したことがある」人は50.3%とおよそ半数。相手は「同僚」(41.1%)が最も多く、次いで「先輩」(37.4%)、「上司」(23.4%)という結果に。
きっかけは、「仕事で関わった」(65.7%)が圧倒的に多く、次いで「職場の飲み会」(28.0%)、「一目惚れ」(7.2%)と続いたほか、「通勤経路が同じだった」「社員旅行」「元々付き合っていた彼と同じ会社に就職した」なども見受けられた。
社内恋愛の結末(最後)について尋ねると、54.5%が「交際して別れた」と回答。また、社内恋愛が実り「結婚した」(25.5%)という人がいる一方で、「結婚して離婚した」(5.3%)という人もいるなど、ハッピーな状態が続くケースは少数派のよう。
また、「交際して別れた」「結婚して離婚した」「振られた」と回答した人に、社内恋愛がうまくいかなかったことで、仕事面にどんな変化があったかを聞くと、「とくに変わらない」(36.5%)が最多だったものの、「仕事がやりにくくなった」(31.0%)、「仕事のモチベーションが下がった」(15.7%)など、ネガティブな影響の方が目立つ結果となった。
次に、職場に社内恋愛や社内結婚を推奨する制度があるかどうかを尋ねたところ、69.3%の人が「推奨する制度はない」と回答し、お祝いなどの制度がある職場は数%にとどまる結果に。逆に、「社内恋愛や結婚を制御するルールや暗黙の了解」については、42.5%が「ない」と回答。ただし、「社内結婚したら同じ部署NG」(11.9%)や「社内恋愛したら同じ部署NG」(9.1%)はそれぞれ1割程度あることがわかった。
最後に、「社内恋愛が多い会社ってどう?」と尋ねると、「いい会社だと思う」「ややいい会社だと思う」という肯定派は26.8%、「いい会社だと思わない」「あまりいい会社だと思わない」という否定派は21.3%と、肯定派の方がやや多い結果となった。