ハルメクホールディングスは9月12日、ハルメク 生きかた上手研究所が実施した「シニア女性のペット飼育に関する意識と実態調査」の結果を発表した。調査は7月15日〜19日、50歳〜92歳の女性551人を対象に行われたもの。
まず、ペット飼育者(犬/猫のいずれかを飼育している人)は17.4%。犬が9.3%、猫が 8.9%。
ペットと暮らして良かったと思う事は、「夫婦の間に入ってくれて会話の中心になる」「人とのつながりもできる」「持病があるのに頑張って生きている姿を見ると、その姿を自分に置き換えている」「人間としてのやさしさが身についたと思う」「自堕落にならずに済む」などの意見があがっている。
ペット非飼育者が飼っていない理由については「旅行や外出がしづらくなる」(44.0%)、「毎日の世話が大変」(36.9%)、「別れがつらい」(29.2%)の順に高い結果に。年齢が高くなるにつれて「最後まで面倒をみられないかもしれない」が多くなり、70代以上では37.9%となっている。また、50代では「お金がかかる」「今の住 宅では飼えない」も上位に。
今年6月に施行された「犬と猫のマイクロチップ情報登録制度」についての認知度は83.1%。ペット飼育者では94.8%となっている。制度への賛否については、「賛成が75.8%、反対が4.3%となっている。
自身のペットへの装着率は29.2%で、「これから装着したい」は7.3%、「迷っている」は22.9%、「装着意向はない・分からない」は40.7%となっている。
賛成派の理由は、「災害時や迷子などいざという時に安心」「最後まで飼うことが当たり前になればよい」など。反対派では「健康に害がないのか心配」などペットの体への影響を心配することにくわえ「人間の奢りだと思う」「生き物にとって不自然」などの意見もあがっている。
「SNSでペット動画」を見る人は、ペット飼育者で50.0%、非飼育者で29.0%となっている。
ペット非飼育者の今後の飼育意向(犬/猫のいずれかを飼育したい割合)は24.2%。年代が高くなるほど意向は低下し、70代以上では12.9%にとどまっている。
ペットロボットの利用意向は、非飼育者で31.2%で、犬や猫のペット飼育意向を上回る結果となった。