「LINE NEWS」の動画コンテンツ「VISION」にて10月7日より配信される縦型ミステリードラマ『トップギフト』の追加キャスト5人が13日に発表され、石井杏奈、安達祐実、安藤政信、藤森慎吾、佐津川愛美の出演が明らかになった。
『トップギフト』は、上下関係をテーマに縦型映像作品を展開する「VISION」のコンテンツレーベル『上下関係 W(ワールド)』の最新作。家族を支えてうつむいてばかりの少女が、天使と名乗る謎の男から、自分や家族が「ある物」のせいで不幸になっていると告げられ、その謎を解くために男と行動し、成長しながら驚愕の事実に辿り着くというミステリードラマだ。
先日、ヒロインの兄である元格闘家・山下恭四郎役として、菅田将暉の弟・菅生新樹がドラマ初出演を果たすことが発表されたが、このたび追加キャスト5人が発表された。
ステレオタイプの不幸な女性ではなく、「ある物」で不幸になっているというヒロイン・小雪役を演じるのは石井杏奈。幸せを知らない小雪の母親・山下千尋役に安達祐実。同じマンションに住む千尋の愛人で「ある物」の謎を知る男・五十嵐徹役に安藤政信。そして、同じマンションに住みひそやかに暮らす夫婦・西島智希役に藤森慎吾、その妻・友妃子役に佐津川愛美が決定した。5人とも縦型映像作品へは初出演となる。
ヒロインの石井は「幸せになれない、前を向く事を諦めた小雪の成長が描かれている脚本を読んで、高い壁を乗り越えるには、誰かを頼る事、誰かに弱さを見せる事、それが大切なんだ、と私自身が大きな勇気を頂きました。毎日、山場のような濃くて重いハードな期間でしたが私も小雪と一緒に成長できた気がします。縦型ドラマという新たなコンテンツでスマホを持つ多くの方々に、人を信じる事の素晴らしさが届くことを願っています」とコメント。
安達は「不思議な世界、ファンタジー要素も多く詰め込まれたストーリーで楽しく脚本を読みました。演じた千尋は、いわゆるダメな母親で、救いようのない人物ですが、逆にその浅はかさを開き直って演じました。この世界観を、ぜひぜひ堪能していただければと思います」と語っている。
安藤は「人の核に寄生し心を支配する男としては観る人達から恥ずかしい背中をみせてしまっていますが、そんな闇黒な人物を自分なりに精一杯演じさせて頂きました。普段の見慣れた横位置のアングルとは違う縦位置の関係から生まれる映像アートを楽しんで下さい」とメッセージ。
藤森は「脚本を読んで、複雑に入り組んだ伏線が最後に回収されていく興奮がたまりませんでした!縦型ドラマは初めてで、普段の撮影では無いような、縦型ならではのカット割や長回しのシーンが特徴的で楽しかったです。西島という役は少し謎めいた存在なので、後半に正体が明らかになる時はお楽しみいただけるかと思います」と手応えを語った。
そして佐津川は「脚本を読み、どんな展開になっていくのかドキドキするミステリアスな雰囲気で、スマホなどでこの世界観を覗いて頂くのは面白そうだなぁと思いました。人間の深さやファンタジー感もお楽しみ頂ける作品になっていますので、ぜひご覧ください!」とアピールした。
監督を務めたのは、『HiGH&LOW』シリーズをはじめ、数々のドラマ・映画を手掛ける平沼紀久氏。初の縦型ドラマを撮影し、「いつもと勝手が違う縦型ドラマで、カメラワークやカット割など苦戦しながらも豪華キャストと優秀なスタッフのおかげで楽しませて頂きました。観た事あるドラマが縦型ドラマのフィルターを通るとどうなるかを楽しんで頂けたら幸いです」と感想を述べた。
なお、天使と名乗る謎の男・天童役は日本を代表するレジェンド俳優が務め、9月20日に実施予定の完成報告会にて主演発表を行うという。