アイデムはこのほど、「2022年副業・兼業に関する調査–個人編-」の結果を発表した。調査期間は2022年2月18~20日、調査対象は副業に興味がある、または既に副業をしている18~70歳の個人、有効回答は600人。

副業をしている人の方が本業の満足度が高い結果に

  • 上:本業への満足度、下:副業への満足度

現在副業をしている人に、副業・兼業の週当たりの実労働時間(残業時間を含む)を聞くと、「週5時間未満」が45.7%、「週5時間以上10時間未満」が30.3%と続き、約半数が週5時間未満を希望していた。

副業・兼業のメリットを質問すると、副業をしている人では、1位「好きな時間に働ける」(30.3%)、2位「収入への不安が減った」(29.3%)、3位「自分の自信につながった」(17.0%)。副業に興味がある人では、1位「収入への不安が減った」(53.0%)、2位「好きな時間に働ける」(34.0%)、3位「セカンドキャリアにつながった」(19.0%)となった。

一方、副業・兼業のデメリットについては、副業をしている人では、1位「特にない」(31.3%)、2位「余暇活動が取りにくい」(21.0%)、3位「長時間労働になる」(20.5%)。副業に興味がある人では、1位「長時間労働になる」(27.7%)、2位「余暇活動が取りにくい」(27.3%)、3位「本業の繁忙期には思うようにできない」(19.3%)となった。

本業への満足度を尋ねると、「満足している」は25.8%、「どちらかというと満足している」は40.2%で、全体の7割弱が「満足」と回答。副業の実施状況別にみると、副業をしている人では、「満足している」が36.3%、「どちらかというと満足している」が38.7%と、計75%が「満足」と答えており、副業をしている人の方が本業にも満足している傾向がみられた。

副業への満足度については、「満足している」は28.0%、「どちらかというと満足している」は47.7%で、計8割弱が「満足」と回答。本業の満足度別にみると、本業に「満足している」人の場合、副業も「満足している」が59.6%、「どちらかというと満足している」が27.5%と、計9割弱が「満足」と答えた。一方、本業に「満足していない」人の場合、副業も「満足していない」が39.4%、「どちらかというと満足していない」が18.2%と、計6割弱が「満足していない」と回答した。