アイドルグループ・SixTONESの京本大我が、10月スタートの日本テレビのドラマ『束の間の一花』(毎週月曜24:59~)で、連ドラ単独初主演を務めることが2日、明らかになった。

  • 藤原さくら(左)と京本大我

タダノなつ氏の同名コミックが原作の同ドラマは、余命宣告を受けている哲学講師と生徒という、いつ終わりを迎えるかわからない日々を過ごす2人の“束(つか)の間”の恋の物語。

京本演じる萬木昭史(ゆるぎあきふみ)は、大学で哲学を教える講師で、「単位ゆるゆるのユルギ」と授業は人気だが、聞いている生徒は少ない。唯一、真面目に授業を受ける千田原一花と距離を縮めるが、ある日、余命宣告を受けて大学を辞職することに…。

その一花を演じるのは、藤原さくら。 3年前に「余命2年」と宣告された女子大生。病気を感じさせない元気で明るい性格で、大学入学初日に、親切にしてくれた男性が「ユルギ先生」と知り、授業を選択し距離を近づけていく。それは一花にとって萬木が「生きる喜びと力」と感じたからだった…。

コメントは、以下の通り。

■京本大我
久しぶりに頂いたドラマが主演ということに、まずびっくりしました。自分としては生徒役もそんなに演じてきたこともなかったので、いきなり先生役ということでちょっとハードルを感じます。でも今、27歳だからこそできる演技で挑みたいなと思います。
萬木は余命宣告を受けたことによって、より周りとの環境を遮断してしまうような、孤独を自ら選んでいこうとするキャラクターですが、僕自身、特別「ワー」って明るいタイプじゃなかったり「友達いっぱい作ろうぜ」っていうキャラクターでもないので、萬木の感じは等身大でいけるかなと思っています。
このお話は一見悲しそうに感じられると思いますが、一花という明るいキャラクターが側にいてくれるからこそ、萬木の気持ちもどんどん前に向いて、一緒に今を生きていこう、今を大事に生きていこうという間違いなく力強い、明るいエネルギーがたくさん詰まっています。
きっと見ていただける皆さんに活力というか、すごく大きなパワーを与えられる素敵な作品だと思っていますので、是非見てください!!

■藤原さくら
実は数年前にこの原作を読んでいて、友達と「すごく面白かったよね」という話をしていたので、最初に出演のお話を頂いたときは率直にびっくりしました。今まで演じたことがないような、前向きでとても明るい溌剌な役で、積極的に先生にアタックするようなところも、演じるのがすごく楽しみです。
余命宣告されたらきっと塞ぎこんじゃう人が多いと思うんですけど、ちょっと一花ちゃんは変わっていて、それでも毎日生きることを楽しんでいる女の子だなと思いました。病気とどう向き合うかということより、好きな人ができて、毎日が明るく、そのことが生きがいになっていく所に焦点をあてていきたいと思いました。
見てくださる視聴者の皆さんの身の回りの家族だったり、恋人だったり、友達との時間が、かけがえのないものに感じられる作品になるように、私たちも頑張って演じさせて頂きたいと思います。是非ご覧ください。

■原作・タダノなつ氏
ドラマ化の知らせを聞いたとき寝起きでしたので、まだ夢のような心地です!
連載を始める時、自分の死について深く考える機会があったのですが、世界のやさしさに対して死って怖すぎるということに思い当たりました。人生の終わりは理不尽で救いようのないものだと思いたくない一心で描いていたような記憶があります。
そんな『束の間の一花』にまた息を吹き込んでいただけること、主人公たちの新たな人生を見られることが嬉しくて仕方がありません。
私にとって大切な物語になることを確信しています。楽しみです…!

■大井章生プロデューサー
このドラマは、何気ない日常をこれまでよりもっと大事に思える、そんな物語だと思います。
でも暗いお話ではなくて、明るくて前向きで。一花にとって萬木先生は余命を伸ばしてしまうぐらい生きる希望で。萬木もまたそんな一花に再会して生きる意味をみつけて…「人を好きになる」こんなにも人生を輝かせる。そう思わせてくれる2人の恋の物語に共感して、見て頂いた方の心に何かポッと灯るものがあれば、これ以上のことはありません!
京本さんがどのように孤独な哲学講師・萬木を演じてくださるのか私も楽しみですし、藤原さんが今まで演じたことのない役どころの一花を演じる姿もワクワクです!ぜひご覧ください!

(C)NTV・J Storm