俳優の駒木根葵汰と優希美青が、10月3日スタートのBS松竹東急のドラマ『商店街のピアニスト』(毎週月曜22:30~)に出演することが23日、明らかになった。
このドラマは、とある商店街の、ストリートピアノが置かれた楽器店が舞台。一度はピアノから遠ざかった主人公・澤本蓮(駒木根)が、楽器店の娘・梶原美鳥(優希)と出会うことで、ストリートピアノの演奏者として新たな道を歩き出す成長の物語だ。ストリートピアノを通して出会った人たちとの心の交流も描く。
駒木根は、『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日)の主役に抜てきされ、現在放送中の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(同)にも連続出演中の若手注目俳優。優希は、NHKの連続テレビ小説に3度の出演経験を持ち、現在放送中の『ちむどんどん』では、仲間由紀恵演じる主人公の母親の若き日を演じて話題となった。
コメントは、以下の通り。
■駒木根葵汰
この作品のお話をいただいた時、お芝居だけでなくピアノの演奏など経験したことのない新しい役に挑戦する事が出来るんだと興奮と不安が入り混ざった気持ちでした。
台本を読んで、ピアノを通して人との繋がり、誰かの悩みを解決していく心温まるストーリーだなと思いました。蓮は10年前にお父さんと離れ、そして大切にしていたピアノを手離しピアノを弾く事を諦めた少年だったのが、美鳥とそして、手離したピアノと再会して誰かの悩みや問題を解決しながらも蓮自身の悩みや葛藤もしっかりと描かれています。ストーリーに沿ったピアノの選曲や感情によって弾き方なども先生と相談しながら工夫したので是非注目して見て頂きたいです。
「商店街のピアニスト」僕自身こんなに音楽やピアノに触れたのは初めてでした。人のとても繊細な感情と似てピアノにも沢山の音があります。物語も演奏もどちらも楽しんでいただけると思います。皆さんにとって音楽に触れるいい出会いになれば、そして、ピアノの良さが少しでも伝われば嬉しいです。
■優希美青
ピアノに触れる機会が今までなかったので、ピアノがどのようにこの作品に関わっていくのか、どんな物語があるのか、台本を読み、撮影に入るのが凄く楽しみでした。
人には、周りの人には分からない悩みだったり、ぶつかっている壁があって、それを1人で抱え込んでしまう人もいるけれど、音楽の力がそんな人の背中を押してあげられるような存在になれることが素敵だなと思いました。
私が演じた美鳥は美大を目指して3浪中ですが、とにかくポジティブなので、自分の絵にも才能を感じている自信たっぷりな女の子です。手先も器用なのでヘアアレンジが毎回かわいいですし、洋服も明るい美鳥らしいビタミンカラーがかわいいので、そういうところにも是非注目してみていただけたら嬉しいです。
美鳥は、とにかく明るくて、演じるのに毎日エネルギーをたくさん必要とする子でした。シワが増えちゃうんじゃないか(笑)っていうくらい毎日笑顔で元気な役は、今まで演じたことがなかったので、新たな自分の芝居を見ることができ、得るものがたくさんありました。そんな元気いっぱいな姿を是非たくさんの方にみていただけたら嬉しいです。
■川島永次プロデューサー(ホリプロ)
昨今、リモート生活を余儀なくされ、PCやスマホに向き合う時間が長くなっております。動画配信を見る機会も増え、ストリートピアノの動画に出会いました。そこには、数多くのピアニストが、楽しそうに弾き、また、それを聴く人達も一緒に楽しみ、笑顔になり、時には涙を流す人の姿もありました。ピアノを弾く人、聴く人それぞれにドラマがあることを強く感じ、一台のピアノが与える「音楽の力」、その感動と驚きを多くの人に伝えたいという思いから企画させて頂きました。
駒木根葵汰君が演じる実直な主人公、優希美青さんが演じる底抜けに明るいヒロインは視聴者の皆さまに心地よいストーリーを運んでくれることでしょう。
また、クラシックの名曲を数多く使用し、作曲者や曲名などの解説を入れることで、クラシックに親しみを覚えていただけるような内容になっています。
(C)BS松竹東急/ホリプロ