クレヨンとか色鉛筆とか絵具とか、よく使う色、好きな色だけがどんどんなくなっちゃうんですよね。でも、これなら心配なし。その名も「レインボーマーブルクレヨン」です。

家中のもう使わないクレヨンを娘と剥いてこれからオーブンで溶かして一枚の板にします。

  • (Twitter Kyoko🇺🇸ありがとう在米鍋会・絵画ご注文承ります@NandaroAmerica より引用)

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クレヨンの成分は顔料とロウソク。ですから、加熱すると溶けていくんですね。今回の投稿者であり、米国在住の画家 バートリー今日子さんが娘さんの余ったクレヨンを溶かして作ったのがレインボーマーブルクレヨンです。このカラフルな板チョコのようなクレヨンに多くのフォロワーから感嘆の声があがりました。

「虹色クレヨン、いいですねー!」「なんだか面白そう!」「固まった状態の1枚板だけでも作品ですよね」「大人も楽しめちゃう」「色彩がハッキリくっきり分かれていないクレヨンで新しい世界を表現できるのは、とても良いですね」など。製作者のバートリー今日子さんに製作の経緯などを伺いました。

■製作者さんに聞く

……なぜクレヨンがいっぱいあったのでしょうか。

娘の学校ではいろいろと持っていく画材のリストがあります。クレヨンは毎年2箱という指示がありますが、他の画材が好きなのでクレヨンばかり余って持って帰ってきます。そしてアメリカのクレヨンはとても折れやすく、ボロボロになるので、次の年はやっぱり新しいのを買う羽目になります。もったいないので溶かして一枚にし、娘と気楽にお絵描きをしようと思いました。

……余ったクレヨンを溶かして再利用するアイデアにどうやって気づきましたか。

エンコースティックという、色のついた蜜蝋を溶かして布や紙に描く古代からの技法があります。蜜蝋は固形の状態の時は現代のクレヨンと似ています。私が絵描きということでたまたま知っていたのと、クレヨンがもったいなくてどうにか使えないものかと、再利用して作ってみようと思いました。もし失敗したら私が自分の作品で使えばいいやとも思っていました。

……残っていたクレヨンを集めてみた時の感想は?

5年でこんなに貯まるのかとびっくりしました。1年でそんなに減るものでもないけれど、他の画材(マーカー、ペン、色鉛筆など)と比べてあまりにクレヨンが使われていなかったので、かわいそうになりましたw。

……娘さんがクレヨンを作っているのを見ていた時の感想は?

液体化してから冷えて固まるまでが結構早かったので、驚いていました。

……実際に虹クレヨンを使ってみた感想は?

まだあまり大したものを描いていませんが、今後、娘と一緒に色々とトライしてみて、私の絵画のホームページで発表したいと思っています。

▼家中のもう使わないクレヨンを娘と剥いてこれからオーブンで溶かして一枚の板にします。