山陽電気鉄道は、2023年3月31日をもって回数乗車券・往復乗車券の販売を終了すると発表した。あわせて「ICOCA」での山陽電車利用に対し、ポイントを付与するサービスを2023年3月から開始することも発表している。

  • 山陽電気鉄道が回数乗車券・往復乗車券の販売終了と「山陽電車ポイント還元サービス」の導入を発表

回数乗車券と往復乗車券は、神戸高速線回数乗車券や他社連絡回数乗車券も含めて販売終了。通学用割引回数乗車券と身体障害者・知的障害者用特別割引回数乗車券は販売を継続する。他社で発売する山陽電車線連絡回数乗車券も引き続き利用できる。

ポイントを付与するサービスは、「山陽電車ポイント還元サービス」の名称で実施。山陽電車の券売機で利用登録した「ICOCA」を使い、月初から月末までの1カ月間に同一運賃区間を11回以上利用した場合、11回目以降の利用額の10%をポイント付与する。貯まったポイントは翌月15日以降、券売機で「ICOCA」にチャージすることで、1ポイント1円として交通利用や買い物に利用できる。

なお、このサービスは、今年9月に阪神電気鉄道、来年4月に阪急電鉄・能勢電鉄で導入される各社のポイント還元サービスと連携するとのこと。