商品価格や日付など、日常のあらゆる場面で目にする『数字』の表記。ユーザーにわかりやすく情報を伝えるために、さまざまな工夫が施されていることをご存知ですか?

今回紹介するのは、そんな数字を使ったデザインのテクニックに関するツイート。プレゼン資料やチラシなどにも応用できる知識に対し、「おおぉ……! 参考になる!」「勉強になるなぁ」などのコメントが寄せられています。投稿者はデザインを学ぶブログ「デザナビ」のナナさん(@wkwdesigner)です。

『数字を使った文字』を美しく見せるためのデザインテクニック(@wkwdesignerより引用)

  • (@wkwdesignerより引用)

ひとつめのテクニックは「数字と単位のフォントを分ける」こと。数字は「欧文フォント」に、単位は漢字なので「和文フォント」に変更すること。

  • (@wkwdesignerより引用)

ふたつめは「数字と単位のメリハリをつける」こと。数字と単位では「数字」のほうが重要なので、目立たせるために「単位」を小さくしてメリハリをつけると見やすくなるそう。

  • (@wkwdesignerより引用)

  • (@wkwdesignerより引用)

また、デザインの考え方だけでなく、テクニックを活用した具体的な例や、数字が綺麗なオススメのフォントも紹介しています。2つのポイントを意識することで、数字や単位の視認性がぐっと高まることが分かります。

このツイートを投稿した「デザナビ」のナナさんは、デザインにまつわる多くの情報を発信されています。アカウントのコンセプトや今回のツイートを投稿した経緯についてうかがいました。

ツイ主さんに聞いてみた

――ナナさんのアカウントは、どのようなコンセプトで運用されているのでしょうか?

このTwitterアカウント(@wkwdesigner)とデザインのアイデアを解説するブログ「デザナビ」では、主にデザイナーに向けてデザインの覚えておくと良いテクニックやアイディアを発信しております。

――今回の投稿のテーマをお聞かせいただけますか?

ブログ「デザナビ」やTwitterでは、文字の行間や字間、サイズなどを調整して、文字の意図や意味を伝わりやすく、美しく見せる「文字組」のコツをいくつか発信しています。今回の投稿は、その中でも数字を使った文字にフォーカスを当てた投稿です。

――「文字組」に関するツイートをしようと思ったきっかけがあれば教えてください!

この「文字組」は誰かに教えてもらったり本を読むなどしなければ、なかなか気づきにくいテクニックです。自分の投稿をきっかけになにかヒントを与えることができれば良いなと思い、投稿しました。

フォントやサイズをひと工夫することで、読み手の負担を下げ、情報が伝わりやすくなる『文字組』のテクニック。デザインを専門とする方以外でも、業務や生活の中で活用できる場面は多いのではないでしょうか?

「自分の資料を読みやすくしたい」「SNSに投稿する写真をオシャレに加工したい」といった方は、ナナさんのTwitterをぜひチェックしてみてくださいね。