フジテレビ系スペシャルドラマ『ガリレオ 禁断の魔術』(9月17日21:00~)の追加キャストとして、村上虹郎、森七菜、中村雅俊、鈴木浩介、朝倉あき、平原テツの出演が発表された。同シリーズでおなじみの渡辺いっけい、澤部佑(ハライチ)も登場する。

  • (左から)渡辺いっけい、村上虹郎、森七菜、澤部佑=フジテレビ提供

村上が演じるのは、帝都大学医学部の新入生・古芝伸吾。今作は、伸吾が帝都大学の准教授・湯川学(福山雅治)のもとを訪ねてくるところから始まる。湯川と伸吾は同じ高校の物理研究会の先輩・後輩という関係で、湯川は物理研究会のOBとして、高校生の伸吾に実験の指導もしていた。湯川はそんな伸吾が医学部に入学したことが意外だと話し、「君ほど優秀な人間なら、医療の分野でも人の役に立つ仕事ができるだろう」と伸吾の将来に期待を膨らませる。しかしその後、伸吾は帝都大学を入学直後に退学し、行方が分からない状態に…。

森が演じるのは、「クラサカ工機」という町工場の娘で高校生の倉坂由里奈。ある日突然、「クラサカ工機」に訪れる湯川。それは、伸吾が帝都大学を入学直後に退学し、「クラサカ工機」に就職したという情報をつかんだからだった。工場内を見渡している湯川に、制服姿の由里奈が声をかける。湯川に伸吾のことについて聞かれる由里奈だが、「私はそんなに親しくなかったので…」と返す由里奈。そんな由里奈に湯川は「警察が来ても僕のことは言わないでほしい」と意味深な発言をする。

中村は、茨城県・光原市で計画中の科学技術に関する公共事業「スーパーテクノポリス計画」を推進する代議士の秘書・鵜飼和郎。鈴木は、「スーパーテクノポリス計画」の発案者で、元文部科学大臣の代議士・大賀仁策。朝倉は、伸吾の姉・古芝秋穂。平原は、「スーパーテクノポリス計画」の反対運動の中心的人物で、フリーライターの長岡修をそれぞれ演じる。

渡辺いっけい演じる湯川の助手・栗林宏美は、フリーライターの長岡が殺害される前に研究室に訪れていたことを警察に言わず、本当のことを話さない湯川を不審に思う。澤部演じる刑事・太田川稔は、後輩刑事の牧村(新木優子)に振り回されながら共に事件を捜査する。

  • (左から)朝倉あき、中村雅俊、鈴木浩介、平原テツ=同

コメントは、以下の通り。

■村上虹郎
「超殿堂入りシリーズ新作への参加、光栄です。自分のキャラクターは敬愛する天才・湯川先生の弟子なのでやはり難解な数式と対峙する局面もあり、福山さんの胸を借り存分にぶつかりました。是非、劇場版と共に、乞うご期待」

■森七菜
「『ガリレオ』は小さい頃から知っていたシリーズだったので、9年ぶりにシリーズが帰ってくることも、出演できることも驚きました。福山さんとは2度目の共演ということもあり、とても優しくしていただき、安心感のある中で撮影することができました。村上虹郎さん演じる伸吾と湯川教授をつなぐ大事な役割の倉坂由里奈ですが、彼女自身の中にも何が隠れているのか気にしながら見てもらえたらうれしいです。この秋には映画も公開されるので、『ガリレオ』に染まる秋になるといいなと思っています」

■渡辺いっけい
「撮影前、僕は不安でした。最後の放送からおおよそ10年・・・。もう年齢的にも精神的にも栗林を楽しく演じることは出来ないのではないか?と。でもそれは杞憂(きゆう)でした。あの白衣であの眼鏡であの研究室に入ると僕はすっかり栗林宏美でした。いや正確に言えば、湯川先生を演じるあの方が全くもって変わらぬたたずまいでそこにいらしたので、僕も変わらずそこにいられました。『ガリレオ』は相変わらず、実に面白い。どうぞお楽しみに」

■澤部佑(ハライチ)
「“役者澤部”を育ててくれた『ガリレオ』にまた出演できると聞いた時はワクワクが止まりませんでした。台本を読んでそのワクワクはさらに爆発。湯川先生や個性豊かな登場人物が謎に少しずつ近づいてく感じ。最高です。あと澤部演じる太田川の出演シーンが結構あることに気づき膝がガクガク震えだしたこともお伝えしておきます。新木優子さん演じる牧村とも良いコンビネーションをみせておりますのでお楽しみに」

■演出・三橋利行氏(FILM)
「『禁断の魔術』は物理学を駆使して事件の謎を解き明かす面白さはもちろん、湯川の教え子への思いをめぐる、旧友の草薙刑事との駆け引きなど見どころ満載で、珍しく感情をあらわにする“変人ガリレオ”を堪能して頂ければと。おなじみのキャストのやりとりは懐かしく、そこに新たなキャストの皆さんが良い化学反応を起こして下さり、新しい『ガリレオ』に仕上がっているので、初めて『ガリレオ』に触れる方にも楽しんで頂けるとうれしいです」

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