アイドルグループ・AKB48の小栗有以が、ドラマ『パパとムスメの7日間』(TBSほか 毎週火曜24:58~)で、飯沼愛扮する主人公・川原小梅の親友・中山律子役を演じている。小栗にインタビューし、飯沼をはじめとするキャストとの共演の感想を聞いた。

  • 『パパとムスメの7日間』で中山律子役を演じるAKB48の小栗有以 撮影:加藤千雅

五十嵐貴久氏の同名小説を原作に、パパ役を舘ひろし、ムスメ役を新垣結衣が演じ人気を博したドラマ『パパとムスメの7日間』(2007)が、15年ぶりに令和版として復活。前作同様、イマドキの女子高生・小梅(飯沼愛)が冴えないサラリーマンのパパ・恭一郎(眞島秀和)と事故に巻き込まれ、人格が入れ替わってしまう。そして、元に戻れる日を信じて奮闘する従来のストーリーに加えて、意中の健太先輩(なにわ男子・長尾謙杜)と結ばれたい小梅と、健太先輩にムスメを奪われたくない恭一郎、そして小梅より恭一郎の性格に惹かれているかもしれない健太先輩という“パパとムスメとカレ”の奇妙な三角関係ラブコメディを描く。

小栗が演じる律子は、小梅の親友で同じクラス。いつも明るく元気で友達も多い、いわゆるクラスの一軍女子で、サッカー部のマネージャーというキラキラ女子高生だ。

小栗は、小梅役の飯沼について「すごくかわいくて、朝、楽屋についたらすぐに『りっちゃん!』って役名を読んで駆け付けてきてくれて、カメラが回ってないところでも2人で話しています。アイドルがすごく好きだと言ってくれて、アイドルの話をしたり、食べ物が好きという共通点もできたので、食べ物の話をたくさんして盛り上がっています」と語る。

連絡先も交換し、「餃子を食べに行こう」という約束もしたそう。「餃子が好きな共通点も見つけたので、今度一緒に食べに行きたいです」と笑顔で話し、「本当に仲良くなれたので、親友役としての芝居に生きていると思います」と手ごたえを語った。

大杉健太を演じる長尾については、共通する何かを感じ取ったという。「アイドルとして雰囲気というかオーラというか、同じものを感じます。それが何かわからないんですけど。ファンサービスとしてどんなことをするのかなどアイドルというお仕事についてのお話をしました」。

健太の親友であり、律子の彼氏・小関智弘を演じるのは、TikTokのフォロワー数50万人超えの俳優・松本怜生。

飯沼、長尾、松本との4人で会話する時間もよくあるそうで、「カメラが回ってないときに4人で好きな食べ物の話をしたり、他愛もない話をしています。果物の話をしたときに、みんなキウイが好きだけど長尾さんだけ嫌いで(笑)。長尾さんはクールで落ち着いている印象があります」と話した。

また、松本については「松本さんは楽屋でずっとしゃべっていて、話が絶えないくらい(笑)。場を盛り上げようとしてくれています。TikTokを見ているとクールな印象でしたが、天然なところもあって、そのギャップがすごくかわいらしいです」と述べ、「2人でたくさんコミュニケーションがとれて仲良くなれたので、カップル役の芝居に生かせたらいいなと思っています」と期待した。

小梅の父・恭一郎役の眞島秀和と、母・理恵子役の羽田美智子との共演も楽しんでいるようで、「眞島さんも羽田さんもすごく優しい方で、私たち学生役とのシーンが多いんですけど、お二人とも私たちのテンション感に合わせてくださってとても優しいです」とにっこり。「小梅と小梅のお父さんお母さん、健太先輩、私が集まったときに、みんなで写真を撮ることになって、ポーズに悩んだ時、羽田さんが『じゃんけんしましょう!』とおっしゃったんです。『じゃんけん!?』って笑いが起きて、じゃんけんしているところを撮るという不思議な写真になったんですけど、羽田さんのおかげで和んで楽しい感じになったので、すごいな羽田さんって。羽田さんの素敵な人柄がすごく現場を和やかにしてくださっています」とリスペクトしていた。

■小栗有以
2001年12月26日生まれ、東京都出身。AKB48チーム8・チームB所属。2014年、AKB48チーム8メンバーとして活動をスタート。2018年、AKB48 52ndシングル「Teacher Teacher」にてシングル表題曲初のセンターを務める。2020年1月に発売した1st写真集『君と出逢った日から』はオリコン写真集BOOKランキング1位を獲得。女優としては今年、『恋に無駄口』で連ドラ初ヒロインを務め、『AD・オグリの事件簿』でAKB48グループのドラマ以外で初の単独主演を務めた。

(C)TBS