明治はこのほど、9月1日及び10月1日出荷分より順次、家庭用油脂類等、市販用冷凍食品、家庭用チーズ、菓子類の価格改定及び内容量の変更を実施すると発表した。

現在、世界的な需要拡大の影響や生産地の天候不順などの影響により、海外乳原料、糖類、油脂といった原材料価格は上昇している。また、原油価格高騰の影響による物流費コストや包装材価格の上昇に加え、エネルギーコストなどの諸経費も高止まりの状態が続いている。

同社では、これらのコスト上昇を吸収すべくさまざまな対策を講じてきたが、現状の価格及び内容量の設定による販売の継続が難しい状況となったため、今般、価格改定及び内容量の変更を行うことになったという。

対象商品群は、(1)家庭用油脂類等:16品、(2)市販用冷凍食品:11品、(3)家庭用チーズ:23品、(4)菓子類:6品の合計56品。

価格改定商品(46品)は、希望小売価格 6.1〜15.5%・出荷価格 約3〜12%。容量変更商品(2品)は、内容量変更 ▲7.1〜▲7.7%。価格改定及び内容量変更商品(8品)は、希望小売価格 5.0〜5.9%・内容量変更 ▲4.0〜▲11.1%となる。

同社では、「今後もコスト上昇の吸収に向けた対策を継続して行うとともに、引き続き安全で高品質な商品をお客さまにお届けできるよう努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます」とコメントしている。