世界に通用するシェフNo.1決定戦『ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2022』の最終決戦がABCテレビ・テレビ朝日系列で24日に放送され、大原正雄シェフ(北海道 フレンチ「L'ORANGE」)が優勝に輝いた。

  • 大原正雄シェフ(中央) (C)CHEF-1グランプリ2022

過酷な条件下で戦った「農園タイマンバトル」で楠修二シェフ(京都和食 フリー)を破り、スピードと確かなスキルが試される「スピードバトル」では2位通過。そして勝ち残った山下泰史シェフ(福岡 ジャンルレス「TTOAHISU」)との直接対決を制しチャンピオンの座を射止めた。

優勝した大原シェフには、審査員の神田裕行氏からチャンピオンコックコートが贈られ、ゲストの今田耕司から賞金1,000万円が授与された。

大原シェフのコメントは以下の通り。

――まずは今のお気持ちを。

これまで半年くらいずっとこの『CHEF-1グランプリ』に関わってきました。いつもやっている料理とはまったく違う料理に挑戦し続けてきたのですが、今はその生活が終わった寂しさと、安堵とが入り混じっています。

優勝した実感はなかなか湧いてこないのですが、まずは決勝戦に来てくれた両親に、そして恩師やお師匠さん、店を立ち上げたときからずっと一緒に戦ってくれている仲間に優勝の報告をしたいと思っています。ただ、この優勝は僕にとっては通過点でしかないので、まだまだ先を目指して美味しい料理を作っていきたい、今はそう考えています。

――これまでのバトルを振り返って。

これまで戦ってきたシェフのみなさんとはまだまだ戦いきれていないなと思っているんです。こうしてシェフの方々と一緒に料理を作る機会ってなかなかないことなので、北海道予選でも全国大会でもそうなのですが、戦うということだけではなくて、同世代の料理人たちと“料理で会話ができた”ことが、すごく素敵な経験になりました。

――この大会に出場して得たものは?

料理に向き合うということ。テーマを与えてもらって、料理に向き合う機会はこれまでなかった経験です。自分ひとりでは考えもしなかったテーマを出され、それに沿った料理と向き合ってきた時間は僕にとってとても大きな経験になりました。

――1000万円の使い道は?

正直なところ具体的に考えていなかったんです……が、優勝をしたということで、「優勝報告会」をしたいですね。これまでお世話になってきた方たちをご招待して、みなさんに還元できればと思っています。