東京メトロは20日、有楽町線小竹向原~新木場間において、8月6日からワンマン運転を開始すると発表した。これにより、先行してワンマン運転を実施している和光市~小竹向原間と合わせ、有楽町線全線がワンマン運転となる。
ワンマン運転を実施する区間では、ATO(自動列車運転装置)による自動運転を行っており、ドア開閉については運転士が運転席に設置したモニターにより、利用者の乗降りの状態を確認し、安全に操作しているという。
ホームドアに支障物を検知するセンサーも設置し、車両とホームドアの間の安全を確認した上で列車が安全に出発できるシステムにしているほか、車両とホームの間が広く開いている箇所に可動ステップを設置し、利用者が乗降りする際の踏み外しや転落防止を図っている。車内で異常が発生した場合は、運転士または総合指令所の指令員が車内非常通報器(乗客との通話機能付き)により状況を把握し適切に対応するという。なお、ワンマン運転開始に伴うダイヤの変更等は行われない。