「これ作ろう!」と気合をいれたものの、途中でくじけてしまうこと、あるあるですよね。「本気出して伊勢エビの水引を作ろう!」と意気込んだ、水引装飾屋 はこや(@hakoya_mizuhiki)さんの投稿が話題になっています。

縁起物の伊勢エビを作るはずが、出来上がった作品はまさかの……

たまには本気出して伊勢エビの水引を作ろうと意気込みましたが、途中からもうどうでも良くなったのでエビフライ作りました。
#水引
#水引アクセサリー
#残念(@hakoya_mizuhikiより引用)

  • (@hakoya_mizuhikiより引用)

はこやさんが「途中からもうどうでもよくなった」作り上げたのは、伊勢エビ……ではなく、カラッと揚げた「エビフライ」。繊細な水引で作られたエビフライ、これはこれでおいしそう。

この投稿には、8.3万件のいいね、1.5万件のリツイートと大きな反響が寄せられています。「エビフライファンとしては眼福です!!ありがとうございます!!」というエビフライガチ勢からのコメントや、「残念じゃない めちゃめちゃかわゆいです」と絶賛する声、はたまた「途中がだいぶ序盤」「調理済みで草」とツッコミをする方も。

そして水引と言えばご祝儀袋や贈答品の包み紙にかける飾り紐のことですが、「お歳暮、お中元がこう締められてたら嬉しい」「海老で、右肩上がりで、サクッと揚がって(咲く)これは縁起ものですね」と、こんな水引だったらいいな、というリプライや引用リツイートもありました。

伝統的な水引がポップでかわいい姿になったはこやさんの作品、なぜ伊勢エビがエビフライになってしまったのか、投稿者さんにお話を伺いました。

投稿者に聞いてみた!

――「伊勢エビを作る途中でどうでもよくなった」、とのことですが、どのくらいの段階でどうでもよくなってしまったのでしょうか。

まずは本物の伊勢エビの画像を見ながら、しっぽから作り出しました。しっぽが完成し「次に胴体だな……」と伊勢エビの複雑な構造を眺めていたら、その時点でどうでもよくなってしまいエビフライに切り替えました。

――この尻尾は伊勢エビの尻尾なんですね……。水引のエビフライ、こだわったポイントは?

実際のエビフライの様に美味しく鮮やかな色にしたかったのと、動きを出すために曲線を出しています。サクサクふっくら感も出るように所々モコモコさせた所もポイントです。

エビフライが大好きだけど油っぽくて最近食べられなくなったという方にもオススメしたいです。

――サクサクふっくら感はありつつ、ずっしり身が詰まってそうですね。今回の投稿、多くの反響が寄せられています。

ちょっとした出来心で画像をアップしたのですが、気がついたらたくさんのいいねとリツイートをいただきました。正直驚いたと同時に、水引のイメージが変わった、面白いと仰ってくれた方もいて、本当に嬉しく思いました。

ネットショップにエビフライを出品したら想像以上の数のご注文まで頂き、Twitterの影響力とエビフライのファンが多い事に驚いています。


ちなみにその後、ふたたび伊勢エビの水引にチャレンジしたものの、やっぱり途中からどうでも良くなってしまったそう。またこれはこれで美味しそう……。

期待に答えて本気出して伊勢エビの水引を作ろうと意気込みましたが、やっぱ途中からどうでも良くなったのでエビのお寿司作りました。
#水引
#水引アクセサリー
#残念

  • (@hakoya_mizuhikiより引用)

なお、エビフライの水引を爆誕させた水引装飾屋のはこやさん、普段は水引アクセサリーを手掛けられているとのことです。お花や和風モチーフのアクセサリーは、どれも繊細でかわいらしいものばかり。

  • (@hakoya_mizuhikiより引用)

  • (@hakoya_mizuhikiより引用)

伊勢エビ作りに二度挫折したものの、多くの反響が寄せられた「エビフライの水引」。いつかはこやさんが伊勢エビを完成させた際は、どんなかわいい姿になるのか楽しみですね。