「涼を感じる」ものといえば、日本には風鈴や扇子、金魚や浴衣など、さまざま挙げられます。

まさに粋で風流な文化が根付いた国だと考えさせられますが、現在ツイッターでは、こんな涼を感じる作品が登場して人々を魅了しています。

飴細工で水を表現しました。
涼んでください。
(@ame_ku_nより引用)

  • (@ame_ku_nより引用)

投稿したのは、飴細工職人と大阪にあるパティスリー&カフェ『hannoc(ハノック)』でパティシエをしている「あめくん(@ame_ku_n)」さん。

飴細工で作ったというこの作品。水の王冠や玉、薔薇の蜜や花に群がる蝶々の透明感と繊細さ、薔薇の再現性など、一つ一つのクオリティがとても高く、その精巧さはこれが飴だということをつい忘れてしまうほど。

  • (@ame_ku_nより引用)

  • (@ame_ku_nより引用)

  • (@ame_ku_nより引用)

「あめくん」さんは飴細工の講師もしており、この写真は講習会で撮られたようです。

このあまりに美しい飴細工はたくさん人々を感動させ、ツイートは2.8万件のいいねを獲得(7月14日時点)し、多くのコメントも寄せられました。

「青とっても涼しげで素敵です」

「素敵です 涼ませていただきました 心も涼やかに、晴れやかになりました ありがとうございます」

「食べるのもったいない」

「すごい! 素敵ですね(//∇//)\ もはや芸術作品」

「青の持つ透明感 清涼感 いいですね」

「目で涼がとれますね まるで美術品」

「こ、これが飴細工…? なんという技術か! 」

「体験でもいいから飴細工したい! バラ作りたいな」

「あめくん」さんに聞いてみた

そのクオリティの高さには本当に驚かされるばかりですが、今回は投稿主の「あめくん」さんに、飴細工についてもう少し詳しい話をお聞きしました。

ーー透明感があってとても綺麗ですが、作る際のコツなどはあるのでしょうか?

飴を溶かす際にキャラメル色が入らないように混ぜながら丁寧に溶かし、しっかり沸騰させて中の気泡をゼロにすることで透明感を出しています。あとは絶妙な色の付け具合で透明感を損なわないようにしています!

  • (@ame_ku_nより引用)

ーー飴細工を作っていて楽しいところや、逆に難しいところがあれば教えていただけますか?

楽しいところは、自分の頭の中で思い描いたものがなんでも形にできること、それを見て自分や他人の心を癒すことができるところでしょうか。

難しいところは、熱いうちに手早く作らないと、冷めるとカチカチの飴になってしまうので、作業はとても気を遣います

  • (@ame_ku_nより引用)

ーー講師をされているとのことですが、初心者でも初回から飴細工は作れるようになりますか? やはり結構難しいのでしょうか?

今回の作品は、実際に講習会で撮ったもので、写真に写っているもののいくつかは、まったく飴細工経験のない初心者の方が作ったものです! 未経験の方でも作れるようにお伝えさせていただいています!

  • (@ame_ku_nより引用)


なんと、これらの飴細工は未経験の方も作られているとのこと!
初めて作った方の技術力もさることながら、「あめくん」さんの教え方も上手なのだとは思いますが、自分でも一度作ってみたくなりますよね
ぜひみなさんもこの夏、飴細工にチャレンジしてみてはいかがでしょう?