チューリッヒ保険は7月14日、「あおり運転」に関する調査結果を発表した。調査は6月11~13日、1週間に1回以上運転している全国のドライバー2,230人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず「あおり運転をされた経験はありますか」と聞くと、「ある」(51.3%)、「ない」(48.6%)だった。

  • あおり運転をされた経験はあります

また、「あおり運転を受けないよう注意して運転するようになりましたか」と尋ねると、「強く意識するようになった」「意識するようになった」(77.0%)、「意識は変わっていない」(23.0%)となった。

  • あおり運転を受けないよう注意して運転するようになりましたか

次に、「あおり運転に遭遇した時に受けた被害」を聞いたところ、「あなたの自動車に激しく接近し、もっと速く走るように挑発してきた」(75.0%)、「車体を接近させて、幅寄せされた」(21.5%)、「必要のないハイビームをされた」(20.0%)、「前方を走る車に、不必要な急ブレーキをかけられた」「左側から追い越された」「執拗にクラクションを鳴らされた」(17.3%)、「急ブレーキや急ハンドルで避けなければいけないような、進路変更をされた」(16.0%)、「その他」(4.0%)となっている。

  • あおり運転に遭遇した時に受けた被害

また、「あおり運転を受けたときにとった対処法」を聞くと、「道を譲った(43.3%)、「何もしなかった」(37.0%)、「他の道に逃げた」(14.5%)など、やり過ごす対応をとったドライバーが多かった。

  • あおり運転を受けたときにとった対処法

さらに、あおり運転を受けたことがあるドライバーに「あおり運転をされたきっかけと考えられる運転行動」を聞いてみると、「車線変更をした」(24.4%)、「スピードが遅かった」(17.1%)、「速度制限で走っていた」(14.6%)、「合流をした」(14.6%)、「車間距離を詰めた」「追い越しをした」(12.2%)、「追い越し車線を走り続けた」「クラクションを鳴らした」(7.3%)、「車種を見て」(5.7%)、「急ブレーキをかけた」(4.9%)、「一時停止・黄色信号で停車」(3.3%)、「ハイビームを使用した」「相手が自分よりおとなしそう、弱そうななど人を見て」(2.4%)、「蛇行した」「相手の運転に対して注意をした」(1.6%)などが挙がっている。

  • あおり運転をされたきっかけと考えられる運転行動

そして、「あおり運転をされないように工夫していること」を聞くと、「車間距離をしっかりとる」(55.5%)、「ウィンカーは早めに出すようにしている」(40.0%)、「周囲をよく見て、相手に譲るようにしている」(35.5%)などが上位に挙がっている。

  • あおり運転をされないように工夫していること