映画『TANG タング』(8月11日公開)のジャパンプレミアが14日に都内で行われ、二宮和也、満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、京本大我(SixTONES)、山内健司・濱家隆一(かまいたち)、景井ひな、武田鉄矢、三木孝浩監督が登場した。
同作はイギリスのハートウォーミング小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の映画化作。ゲーム三昧で妻に捨てられた、ダメ男・春日井健(二宮)はわけあって無職で人生に迷子中だが、ある日、家の庭に突然現れた記憶を無くした不良品ロボット・タングに出会う。迷子同士の運命の出会いは、ポンコツコンビの驚きにみちた壮大な冒険の幕開けとなる。
登場から似たテイストのスーツが目立っていた京本と山内。山内は「まずは京本さんとスーツが鬼かぶりしたことは申し訳ありません」と謝罪し、京本は「僕の方こそ申し訳ないです」と恐縮する。
作品の話になると、超ナルシスト役だった京本は「役の決めポーズを3つぐらい作って現場に来てくださいと言われていて、いろいろ福山雅治さんみたいなポーズとか考えたんですけど、現場に行ったら皆さんすごくリアリティのあるお芝居をされていて。その中で二次元チックな仕草をどれだけリアルにするかが難しかった」と振り返る。三木監督は「一緒に作っていこうかなと思ったら意外と役作りされてて、お家で練習してた感じですか?」と尋ね、京本は「毎日お風呂に入る時はポーズを考えてたんです」と明かした。
一方、二宮は「(ナルシスト役は)プライベートととそんなに……」とジョークを飛ばし、京本は「まだそんなイメージ浸透してないんで!」と焦った様子に。「役作りしないんだ」という二宮に、京本は「ひどいっすよ、そんな感じだったんすか!? ずっと優しかったのに! 1回もいじられてこなかったじゃないですか」と苦笑しつつ、「でもちょっと嬉しいです」と満更でもない様子。撮影時には「僕の所属するSixTONESの話もいっぱい聞いてくださったりとか、セッティング中も無言は全くなく、二宮君が話しかけてくれました」と感謝した。
この日はキャストの「宝物」についてのトークも。「仕事」(二宮)、「トモダチ」(満島)などと展開される中、「青山(剛昌)先生のサイン色紙」と書いたフリップを掲げた京本は「この流れでちょっと言いづらいなと思ったんですけど、『名探偵コナン』が大好きで。 ジャニーズに入る前からサインをいただくことを夢見てたら、2年ほど前にコナン好きが伝わってサインをいただくことができて、家宝のように飾ってますので、自分の人生にとってずっと大切なものです」と熱く語っていた。